工房八重の部屋

京都の紹介、日々の出来事や思いを綴ってます

大根島由志園の一万坪の日本庭園は池泉配した広大で素晴らしい名園

2012年03月25日 | Weblog
日帰りバスツアーで、3月21日に大根島由志園と鳥取花回廊に行ってきました。

最初に立ち寄ってのは、日本海の境港近くの中海にある大根島の由志園です。

大根島は、ボタンの名所位の知識しかなくて、牡丹畑があるくらいと思っていたので、

由志園が、一万坪の日本庭園で、池泉を配した回遊式の広大な素晴らしい庭園と、

行ってみてわかりました。

島根県には、足立美術館の庭が有名ですが、この由志園の庭も、戦後に造られた

京都の寺院等にある庭にひけを取らない位の、日本庭園の名園でした。


車窓から見える雪をかぶった大山は、富士山のようです。


海に面した松林は、長谷川等伯の水墨画のよう!


大根島は内海のなかにあり、橋で渡れ平地なので陸つづきのような島でした。
牡丹と高麗人参の産地とのことです。


入口の門


ランチは食事処の「紅葉亭」で、かも鍋御膳でした。ツアーなので内容はたいした
ことがありませんが、味は美味しかった。


食事処の「紅葉亭」は庭を眺められる素晴らしいロケーションでした。


由志園は、一万坪の日本庭園で、池泉回遊式庭園です。


橋を渡り、廻ってみましょう


茶房「一望」と名付けられた建物


寒牡丹 庭の牡丹が咲くのは4月末から5月位とのことで、「牡丹の館」という
建物のなかでは、年間を通じて見られるとのことです。


せせらぎ


小川と苔


木橋


石橋


梅が咲いていました。今の時期は花がない時期なのでしょうか?梅以外は寒牡丹が2本
しか花がない、今の季節の庭園でした。


梅が満開!


赤のオブジエが立っている!


料亭「芭蕉」の建物


池の周りを巡っていく


滝が流れていました


観音像


あずまや


白砂


茶房「一望」前の庭園


茶房「一望」横の庭園


茶房「一望」からは庭が望める


館内に飾ってあった牡丹の花


岩肌に流れる滝


洲浜


出口近くの庭園


売店で牡丹の赤色のポシェエト(1000円)を購入


戦後50年から8年の歳月をかけて、なぜこれほどの日本庭園が作られたのか??

門脇栄氏は商才の持ち主で、色々な商売を手がけ、大根島は牡丹産地で、
昭和30年代から島の女性達は牡丹の苗木でいっぱいになった籠を背負い、
全国に行商にあるいていました。栄氏は、「行商に歩かなくてもすむように、
全国から観光客が訪れる日本庭園を造ろう!」と思いたちました。

個人でこれだけの庭園を作ったのですから、スゴイですね!
今は、全国からの観光客がおとづれているとのことです。