工房八重の部屋

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大法院(妙心寺塔頭)第48回非公開文化財特別公開 初公開の路地庭は山を背景に雅やかでした

2014年01月20日 | Weblog
大法院(妙心寺塔頭)は、今回の第48回非公開文化財特別公開で初公開の寺院とのことでした。

大法院は妙心寺の塔頭寺院で、武将・真田幸村の兄であり、信州松代(まつしろ)藩主であった真田信之(のぶゆき)の菩提寺です。

天下分け目の合戦 関ケ原の戦いで、真田の家名を守るため、親兄弟が東軍と西軍に分かれ、戦うことを決めた真田家。

勝った東軍についた長男の真田信之(さなだのぶゆき)は、真田六文銭を受け継ぐことになり、明治まで続く松代藩、

真田家十万石の礎を築いた武将です。

寺内には幕末の思想家・佐久間象山の墓もあります。

客殿を囲むように広がる庭園は、草庵風茶室「有隣軒」に通じる露地庭園で、楓や苔の深い緑に覆われ、侘びた風情を見せて山を借景に

待合などの建物がある雅やかな庭園でした。 どこがひなびた風情のある寺院でした!

江戸初期の絵師・渡邊了慶の障壁画や、襖8面にわたって百羽の鳥を墨一色で描いた土方稲嶺(ひじかたとうれい)筆「叭叭鳥(ははちょう)図」

海北友松や酒井抱一、鈴木松年など、江戸時代から近代までの絵師・画家の絵画も展示されていました。


大法院(妙心寺塔頭は妙心寺境内の北西にあります


途中にあった塔頭   妙心寺には46もの塔頭がある10万坪の敷地の禅寺です


大法院(妙心寺塔頭)


看板


門を入ると建物が遠望できます






本堂に入ってみましょう


本堂から見た前庭


方丈(客殿)


方丈前の庭園は路地庭です


山が借景になっています






茶室


雅やかでひなびたた風情の待合の建物








井戸