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あなたも実感、スーダン邦人救出成功は軍運用の第一歩

2023-04-29 00:00:00 | 防衛
4月29日、昭和の日。

あなたは、この日に何をお感じですか。

GWを感じます。
昭和の日であの激動の20世紀を感じ、昭和天皇をはじめ、その時代に生きた人々を偲びます。
いろいろな答えがあるでしょう。

それでも、筆者は感じます。

スーダンからの邦人救出成功は、我が国にとって大きな、日本軍たる自衛隊の軍運用の第一歩になる、と。


4月25日21時52分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「スーダン邦人退避、緊迫の陸路700キロ 他国との連携奏功」の題で次のように伝えました。

『情勢が悪化するスーダンからの在留邦人の退避は、正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」が一時停戦に合意しながら順守されない状況が繰り返されたため難しい任務となった。現地の情勢が流動的な中、時間の制約や退避ルートの確保の難題があったが、国外退避を目指す他国との「横の連携」が成功のカギとなった。

「危険かつ大変困難な状況の中、成功裏に邦人退避を遂行することができた」

武井俊輔外務副大臣は25日未明(日本時間)、スーダンから退避した邦人とその家族ら計45人を近隣国ジブチの自衛隊拠点で出迎え、記者団にこう語った。12人の未成年を含む在留邦人らは疲れた様子だったが、健康状態に大きな問題はなかった。

退避に至るまでの道のりは困難を極めた。政府は当初、首都ハルツームの在スーダン日本大使館に在留邦人を集めて共に避難行動を取る計画だった。しかし、正規軍とRSFの停戦合意後も銃声が鳴りやまない状況が続いたため、「いくつかのルートで個別に集まってもらい、間に合った人から退避する形を取った」(政府関係者)という。

最も緊迫したのは、ハルツームから約700キロ離れた東部ポートスーダンへの陸路での移動だ。外務省幹部は「駐留米軍がいれば別のオペレーションができたが、今回はいなかった。限られた情報と装備でどう退避するかが課題だった」と振り返る。

「別のオペレーション」の念頭にあるのは、2021年、イスラム原理主義勢力タリバンが実権を掌握したアフガニスタンでの邦人退避だ。当時、首都カブールの在アフガン大使館から空港まで移動する際、外務省は米側に支援を要請し、米軍ヘリが邦人を乗せた車列を上空から警護に当たった経緯がある。



今回、700キロの移動を可能にしたのは複数国との連携だった。「スーダン情勢に強い」(政府関係者)とされるアラブ首長国連邦(UAE)や、UAEと行動していた韓国に協力を要請し、両国の車列に一部邦人を組み込んでもらった。また、米国、ドイツ、英国、サウジアラビアなども邦人退避に協力したとして、林芳正外相が25日の記者会見で謝意を示した。

自衛隊派遣が遅れたと批判を受けた21年のアフガンの教訓もあり、今回は必要な準備行為を早期に行い、あらかじめ自衛隊機をジブチに待機させたことも奏功。外務省幹部は「早め早めに動いたがギリギリの退避だった。課題を洗い出して次につなげることが重要だ」と語った。(広池慶一)』

現時点では、スーダンでの邦人避難活動は継続中であり、時間が経たなければその実態や問題点も出ては来ないでしょう。

それでも、恐らく大型ヘリは日本側・自衛隊は投入しておらず、輸送機と小型の軽装甲装輪車、そして現地調達車両等で陸路や空路で移動したのでしょう。

それでも、まだまだ武器や武器使用等の制約もあり、防衛装備品の輸出や移転等の緩和議論も含めて、早急な対応策を打ち出さねばなりません。

これらは、正に昭和の日を偲ぶと共に、その時代より遺された課題でもあるのです!!



あなたも実感、スーダン邦人救出成功は軍運用の第一歩
まだまだ課題は多いぞ!!



4月25日の自民党外交安保合同会議にて発言する小野寺五典元防衛大臣(中央)
出典:小野寺五典元防衛大臣自身のツイッター

『今朝の自民党外交安保合同会議にて、#自衛隊機 が日本人ら45名を乗せて #スーダン からジブチに無事到着したことを確認。危険で困難なミッション成功に敬意を表します。退避希望の在留邦人が他に数名いて支援継続中。最後まで宜しくお願いします。8名の邦人出国に協力頂いた仏軍はじめ関係者にも感謝。』


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