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安倍首相が初めてイランの最高指導者ハメネイ師と会談と同時期にタンカー攻撃!!外交・安保は正念場!!

2019-06-15 00:00:00 | 防衛
島国の日本にとって、海上交通路と航空交通路の安全確保は死活的に重要な課題です。

安倍首相が日本の首相として41年ぶりにイランを訪問し、ハッサン・ローハニ・イラン大統領との会談、そして、初めてイランの最高指導者ハメネイ師と会談した事は大きな外交成果と言えるでしょう。

6月13日21時00分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「ハメネイ師「核兵器製造もせず」 安倍首相に明言 トランプ氏の懸念伝達も亀裂深刻」の題で「トランプ大統領訪日」の特集項目にて、次のように伝えました。

『【テヘラン=沢田大典】安倍晋三首相は13日午前(日本時間同日午後)、イランの最高指導者ハメネイ師と首都テヘランで約50分間会談した。首相はイランの核開発問題に関しハメネイ師が「核兵器を製造も所有も使用もしない。その意図はない、すべきではない」と述べたと記者団に明らかにした。首相は米国とイランの軍事的衝突の可能性が高まっていることを踏まえ、トランプ米大統領による懸念をハメネイ師に伝え、緊張緩和を要請した。

 首相はハメネイ師に対し「緊張の高まりが懸念される状況だからこそ関係国のトップ同士がともに緊張緩和に向けた意思を持っていることが極めて重要だ」と述べ、米国との対話の重要性を強調した。

 また、最近の日米首脳会談でトランプ氏が「事態のエスカレートは望んでいない」と発言していることを紹介。「トランプ氏がどのような意図を持っているのか、私の見方を率直に話した」と記者団に語った。

 1979年のイラン革命後、日本の首相と最高指導者との会談は初めて。昨年の米国による核合意離脱以来、西側諸国首脳としても初会談となった。首相は記者団に「ハメネイ師と直接会い、平和への信念を聞くことができた。地域の平和と安定の確保に向けた大きな前進だ」と強調した。

 一方、ハメネイ師は会談後に発表した声明で、誠実に対話する用意があるとする米国に対し「信用できない」と強調。イランの体制転換は求めないとのトランプ氏の発言にも「うそだ」とし、双方の亀裂の深さが改めて鮮明になった。

 首相は12日にロウハニ大統領とも会談した。イラン産原油の禁輸措置が話題になり、首相は「イランを取り巻く国際環境が整った際の原油取引を含め2国間の経済関係の発展に引き続き関心を持っている」と述べた。』

日米関係を「シンゾー・ドナルド」関係に高めた安倍首相の外交手腕の高さを以てしても、イランの歴史的とも言える根強い対欧米不信感、特に対米不信感を払拭するにはかなりの時間が掛かりそうです。

その時期と同時、とも言えるタイミングで、イランの近海とも言えるホルムズ海峡近くのオマーン湾で、日本関連の物資を運ぶタンカーが攻撃を受けました。

同日22時54分に同メディアが「タンカー攻撃 中東緊張にいや応なく巻き込まれる日本」の題で「中東タンカー攻撃」の特集項目にて、次のように伝えました。

『海上石油輸送の大動脈であるホルムズ海峡近くで13日、日本関連の物資を積んだタンカー2隻が攻撃を受けた事件は、中東地域の緊張や駆け引きに、日本もいや応なく巻き込まれ得ることを改めて示した。事件は今後、イランと同国を敵視する国々とによる非難の応酬や情報戦に発展することも予想される。

 一方への過度な肩入れは避けたい日本政府は、慎重な対応が迫られる。
 この海域では5月にもタンカー4隻が相次いで攻撃を受けている。被害当事国のアラブ首長国連邦(UAE)とサウジアラビア、ノルウェーが今月、国連安全保障理事会に、「国家による高度に洗練された作戦」だったなどとする予備的な調査結果を提示した。

 また、米国の対イラン強硬派やサウジ、UAEの高官らは半ば公然と「イラン関与説」を主張し、緊張状態に拍車をかけていた。
 13日の事件でも、証拠が示されるか否かにかかわらず、同様の反応が起きる可能性が高い。

 日本はエネルギーの安定確保のため、サウジ、イランなどすべてのペルシャ湾岸諸国と良好な関係を維持。中立を保ち、対立に巻き込まれないよう注意深く振る舞ってきた。
 今後もこの基本路線に変更はないとみられるが、今回の事件を含む挑発行為の頻発や緊張状態の長期化は、日本に対し、トランプ米政権による対イラン制裁への同調圧力として作用すると考えられる。
(前中東支局長 大内清)』


安倍首相が初めてイランの最高指導者ハメネイ師と会談と同時期にタンカー攻撃!!
外交・安保は正念場!!

日本は自国の海上交通路や航空交通路の安全を確保出来る自主防衛力を早急に整備せよ!!



6月12日、イランを訪問した安倍首相(右)は、到着後、早速イランのローハニ大統領(左)との首脳会談を行いました。
出典:安倍首相自身のツイッター

安倍首相のツイッターでの書き込み
『ローハニ大統領との首脳会談に臨みました。中東地域、そして世界の平和のために、日本はこれからも、決して諦めることなく、出来うる限りの役割を果たしていく決意です。
今日の会談は、その最初の一歩になると確信しています。』



日米中の空母が睨み合いの状況下にあることを伝える、6月13日付けの夕刊フジ紙面
出典:こちら夕刊フジ報道部 ツイッター

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