小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

十月九日

2011-12-14 | 嘉永二年

暖くておだやかな日。
主人は風邪気味なので稽古(塾)を休む。
しかし、山中殿に送る肴を買いに行った。
十匁で中くらいの鯛と小鯛一斗、鴫を三羽、とのこと。
昨日は風邪薬の貴妃湯を二包み飲んでいた。
昼過ぎに野呂が来た。山本の会だという。酒少し出し二時頃まで居た。
明日は学校の当番だが風邪らしいので具合が悪くなるといけないので代わって欲しい旨を頼みに住吉町の岸へ良蔵をやったのだが一向に帰ってこない。
不審に思っていたところへ四時頃岸と連れだって帰ってきた。
岸は明日はお召しを受けているので代りは勤められないと言って直ぐに帰った。
大橋鉄助も山本省太郎殿も同様。夜分になって村井定二郎も召状がきたと言いに来た。

「米与」で百目借用。岩一郎が行く。
コメント
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