小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

高血圧の数値

2024-10-20 | 雑記
昨年の夏、救急入院したら肺炎だった。
延命治療はどうします? と聞かれたほどだったけれど無事に退院しいて現在に至っている。
去年の一月には両足とも股関節置換手術を行ったおで去年はかなり大変な年になった。
つくづく長生きはするものじゃない、長生きしすぎた…大いに反省したけれど致し方ない。
で、肺炎入院中に若いドクターがやってきて宣った。
「大変なものがみつかりました」 
え? 大変なものって。
それは二つあった。糖尿病と腹部大動脈瘤。
二つとも今までご縁のなかった単語。検査に引っかからなかっただけ?

糖尿病は入院中に毎日注射をされて完治。ありがとうございました。
大きな病院は便利。検査結果もすぐに出る。
さて、厄介なのが腹部大動脈瘤。お腹の中の大動脈に瘤ができているらしい。
瘤が小さいうちは無症状で痛みは全くないけれど、大きくなると破裂して命がなくなるらしい。
とにかく無症状なので治療法はなくて血圧を下げること、塩分を控えることのみ。
前回の診察でも血圧がさがらないのでと降圧剤をふやされた。
もう充分に生きたし惜しくはない命だけど突然に瘤が破裂するときは猛烈な痛みに襲われるらしい。
肺炎の時は凄く静かにその時を迎えたので死に際に対する恐怖はなくなったのだけど、大動脈瘤の破裂は出血の量も半端ではなくて失神するほどの痛さらしい。
さすがにおじけついている。
YouTubeで「腹部大動脈瘤」を探しまくった。血圧に対する知識もふえた。
驚いたことにかってのガイドラインでは高血圧は180だったらしい。今、180あったら先生の顔は難しくなって薬の量をふやされる。数年130130になり140になり、ことしの4月からは160になっていた。160では降圧剤は不要なのだ。降圧剤だって薬である以上副作用がある。飲まずにいられればそれにこしたことない。
しかし、160説は現場の医療現場には伝えられていないらしい。ガイドラインには書かれていないらしい。
製薬会社が控えているのだ。莫大な利益が減るということ。
ガイドラインに沿っていればわたしのお薬ももっと減らされるのかもしれないのに。
今度の診察できいてみようかな? いやーきっとできないよね。

世の中の仕組みはほんとに複雑。
なんだかなあ……

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