こんなおじいさんになっても、母一人子一人の生活が懐かしい。
僕をわがままかってに育ててくれた。あの時嫌だったことも、過ぎて
しまった今はすべてが許されて懐かしい。母の愛情を独占して生きる
ことが当たり前、それでいて母の愛情に素直になれなかった自分、
母の気持ちにきずかず、しかしここに来てやっと「あなたは何をする
にしても自分中心でないといい顔をしない、老化現象のためかひょん
なことで機嫌が悪くなる」と女房に言われて久しい。
思い当たることばかりで、言い返す言葉がないのだが、ラジオ深夜便
で、僕を救ってくれる言葉があった。
「人間誰もが自己嫌悪な部分と素敵な部分がありますが、100%
自己嫌悪な部分も全て好きにならないと、他人に愛情を持てないし
他人を好きになることすらできないかも?」これを女房に言ったら
「自分に甘く、他人に厳しい!」と、僕は腹の中に、これからは
「自分にも、他人にも甘くにチェンジ!」したら、皆メタボリック
シンドロームに・・・・・