五条川の桜は花がすっかりなくなり、新緑に変わった。若葉の季節の
到来である。そして切れ目なくツツジ、藤と移り行く世の中は人間の死
など振り向きもせず、着実に時を刻んで何処へ行くのだろうか?若い時
は、自然の恩恵など考えた事もなく、ちっぽけな人間社会の中で、右往
左往して過ごしてきた。今やっと自然の中で生かされている自分に気づ
いた。折りしも明日から上海万博である。中国はこれからが日本のよう
な経済大国になるスタートだという。都会と農村の格差、環境の整備、
物からソフトウェアへ、日本も全くおなじことをかかえながらの
出発ながら勢いや迫力を感じないのは、なぜだろうか?高齢化社会だか
らのせいにしないでほしい。60代70代いや80代でも働ける人は
いる官僚社会が産んだ既成概念があるから?もっというなら今までの
経験がかえって邪魔しているそんな時に今、政治家が見直しをやってい
る。そして自民党が悪い、民主党が悪いとやっている。そんなもの両方
が悪いに決まっている。大勢の国民が言っている、小沢さんがやめれば
人気が上がる民主党が、なぜ辞めさせれないのか?すべていままでの
既成概念があり、変われない変わろうとしない。つつがなく終わりたい、
有終の美で済ませたい、公僕であるはづの政治家が、むき出しの人間社
会そのものである気がしてならない。国民はわかっている。そんなこと
どうでもいい今年もいい香りを放って咲く藤。写真下、