切り絵

浮世絵を切り絵に

広重 名所江戸百景 みつまたわかれ渕

2018年08月11日 | Weblog

みつまたわかれ渕

隅田川の下流から右岸の芭蕉記念館展望公園から箱崎川の永久橋で、その左は箱崎にあった田安家屋敷、右側の朱塗り門は堀田備中守 あるいは安藤長門守屋敷であろう。「わかれの淵」とは隅田川と箱崎川の分れ流れるところから呼ばれた。隅田川には、米 俵、酒樽、木綿を積んだ荷船が描かれ、猪牙船や釣船も遠くに見えている。今では想像もできないが、江戸時代の隅田川は洲が多い川だった。特に新大橋と永代橋の間には、中州と呼ばれる大きな洲があり、隅田川の一部は洲の西側の箱崎川のほうに流れて、永久橋の手前の水路が3つに分かれて見えるので三俣と呼ばれていた。

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