切り絵

浮世絵を切り絵に

広重 六十余州名所図会 備後 阿武門観音堂

2018年09月02日 | Weblog

「阿武門観音堂」

ポニョの街のモデルとなった鞆の浦に橋を新設する事業について裁判所が許可しなかった。その鞆の浦から海岸沿いに4∼5キロ西に行ったところにある阿伏兎(あぶと)岬に今もこの図と同様の威容を残すのが阿武門観音堂である。備後の国は現在の広島県東部、観音堂は福山市沼隈町に位置している。観音堂の歴史は古く (西暦992)年航海の安全を祈願して十一面観音像を本尊として花山法皇が創建。その後源平合戦で被害を受け一時荒廃するが、(1570)毛利輝元によって再建され、現在の姿となった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする