切り絵

浮世絵を切り絵に

富嶽三十六景 凱風快晴

2024年09月01日 | Weblog

凱風快晴

凱風快晴は「赤富士」とも呼ばれるが、それは赤く染まった富士を描いていることから来る。富士が赤く染まるのは、実際に起る現象で、夏の早朝に起りやすいという。それも甲州側(山梨県)から見られるそうだ。甲州側からだと、朝日を逆光に浴びた富士が赤く染まって見えるのだという。北斎はそんな言い伝えを意識しながら、赤富士の美しさを表現したと思われる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする