マミーのつれづれなるままに

日々の暮らしと食生活、ありのままに。

日本の食文化の基本、昆布だし。

2014-03-12 08:32:47 | 日記


 日本の食文化の基本だし、昆布の勉強会に参加しました。

 昆布の種類は、大きく分けて利尻昆布、らうす昆布、日高昆布、くしろ昆布、真昆布、と

 あります。


 細かく分けるときりがないので、私達がよく知っているものを、教えて頂きました。

 昆布は主に、北海道で、採れるものが、良質で美味しいそうです。

 自然が育む、陸と海の栄養素、北海道の海水の低い温度が美味しい昆布を

 作り出しているそうです

 

 産地別に昆布だしの試飲をさせて頂きました。

 利尻昆布・・・・香り高い透明なだし汁。
         
         お澄まし、素材を生かした煮物に。冬は千枚漬けに使われています。

 らうす昆布・・・・味が濃く、香りがとても良いお出し。
      
         濃い目の味付けの煮物や、おでんに。

         鰹節との混合出汁でうどんのかけ汁に。


         おやつ昆布としても消費されている。

 くしろ昆布・・・・出汁よりも食べる昆布として美味しい。

         煮えやすく煮崩れしにくいので、昆布豆、昆布巻に。
        
         細かく刻んで、煮物や炒めものに。 佃煮昆布、汐吹き昆布にも

         利用されています。


 日高昆布・・・・特有の癖のある味で、関東になじみのある昆布。(磯の香りがしました)

         味がよく、柔らかいので、料理しやすく、煮て食べる・出汁をとるの両用できる。
         
          食感がよいので、佃煮昆布やおでん昆布、昆布巻きに最適。

 真昆布・・・・上品な味、質の良い出汁。

        「献上昆布」の別称があるくらい上質の昆布もある。 肉厚で加工品としても重宝される。

        炊いて美味しく、佃煮昆布、おぼろ昆布、とろろ昆布に。

        結納用、神前用等のお飾り昆布。

        上品な甘みとコク、まろやかな澄んだ出汁なので万能に使える。

         さまざまの煮物、鍋物、味噌汁からお吸い物まで、幅広く使える。

 美味しいだしの取り方(昆布だし)

  水、1リットルに、昆布20グラム

  昆布は水から入れ、中火より弱めの火・沸騰直前の火加減で20分程度かけて

  煮だします。


  火を切って、10分ほどおき、昆布を引き上げます。

  沸騰させると、濁り、エグミの素になるそうです。

  上記のように出した昆布も、うまみは、残っているので、昆布の佃煮に・・・・。

 とっても美味しい佃煮が出来ていました。

 昆布はケチらずに、使って、後は有効活用で佃煮に。


 お正月の昆布巻には、くしろ昆布(早煮昆布)がいいとの事でした。

 くしろ昆布は、沖縄で多く消費されているとのこと。豚肉と昆布の炒め煮等。


 一般的に、広く使われ、経済的なのは、真昆布のようです。

 何にでも、使え、味もよし、値段も手ごろ、私はこれで決まりです。