
女房が習っているアイヌ刺繍の先生の作品が展示されているというのに、信州から帰っての二日間は別の幼児があって実に行けないと言っていたから、それでは僕がどんな展示会だったか見てできれば写真を撮ってきてあげるからと。まぁこれはちょっとばかりは口実で、東京駅前の元中央郵便局が生れ変わったばかりのKITTEという大型ビルとなって、多くの店舗も入ったというからどんなものかと見物してみようかと、そのあと展示会場の有楽町マリオンまで街ブラ銀ブラでもして万歩計の歩数を稼いでくるのも一興かなということで。
東京駅周辺のビル群の景色は昔の旧丸ビルがあった頃からは大きく変わってしまいましたねぇ、新丸ビルが出来て以来高層ビルがドンドン増えて、東京駅も昨年に復元改装なって、そのあとが旧東京中央郵便局の改築でKITTEという建物が完成したばかり、そんな景観が冒頭のパノラマ写真である。
KITTEは低層部に店舗が入って地下は全国各地の美味しいものの店が、1~6Fは中央を吹抜けした回廊にファッション雑貨の店が並び上層はレストラン街となっているのはこういう大型ビルでは定番のようになっているが、ここは全国に連なる郵便の元締めを意識しての地下の構成はよしとして、欲を言えば僕には郷土の伝統工芸品を扱うゾーンも欲しかったんじゃないかと思いますが。この低層部の各階を回って以上に面白かったのはその屋上からの眺め、目の前に復元なった東京駅が俯瞰できるんですよ。もう一つは旧郵便局の局長室を当時のままに残して無料で見学できること、でもパネル写真の説明はあったがガランとしたままで、家具調度なども往時のままに置いて雰囲気を高めて欲しかったですな。
正面右手が低層外観を残して改築なったKITTE
低層部屋上デッキ
東京駅
東京駅線路
旧局長室
そのあとは東京駅を見物してから八重洲側に廻り、ここから銀座までにある各県のアンテナショップを覗き巡って有楽町のアイヌ工芸展へと、自然の風景の中の爽快散歩もいいけれど、こういう街中のキョロキョロ散歩というのもいいもんだと歩け歩けということになった。
東京駅北口ホール
北海道フーデスト
福島県八重洲交流館
茨城マルシェ
まるごと高知とわしたショップ
やまがたプラザ
最後にたどりついた有楽町マリオンでは、11Fにある有楽町朝日ギャラリーで開催中のアイヌ工芸作品コンテストの展示の見物に。こじんまりした展示で二つの小部屋にアイヌ刺繍や木彫などの作品が、優秀賞、入賞、奨励賞、その他と、どれも特有の魔よけのための分様が妖しくも美しいのはさすが。でも写真撮影は禁止だそうでその理由が分からない、古い絵画などはフラッシュで傷むということはあるけど新作ばかり、もっとこういうブログなども介してアイヌ工芸を宣伝したらいいのに、出展者だって広まってくれるほうが良いなと思いそうだけどね。
有楽町朝日ホール入口
アイヌ工芸作品コンテストパンフレット
有楽町朝日ギャラリー入口
かくて4時半ごろに我家に帰ってきて見た万歩計の数字は13500歩あまりとなっていた。
万歩計