昨日の蕎麦続きに骨董市で買ったバラものの蕎麦猪口で普段使いしている印判のものを数点、いずれも単純に安かったから使い減りしないという理由なんだけれど。
今でもコレクターが多いと思う蕎麦猪口、僕が骨董市などで買いだした頃には手描の古いものはもう高くなっていて、その昔に安く手に入れたというコレクターの話は羨ましかった。だから何とか買えたのは蛇の目高台になっている幕末以降のもの、それも上物は高いからとあまり手が出ず少々難ありで我慢、安い印判物でもお買い得と思ったときだけバラバラに買っただけなのであまり多くは持っていない。それで典型的な蕎麦猪口より湯呑風猪口の割合がやや多いかな。
使い勝手は蕎麦は勿論、お茶飲茶碗とか食事の惣菜小鉢などと万能だと紹介していた本があったが、我家では以前に紹介した豆皿などの方が活躍している。
このカケがある手描猪口は写真では一部だけ見える釉薬が掛かった高台の中がベタになっていて蛇の目より古いタイプ、この高台底がもっと深くて且つ底に向って全体が狭まったものはさらに古いものに多いようだ。