一昨日は柄にもなく古典芸能なんていうものを見物、なかなか観賞するところまでの素養がないもんですから。女房が見たことがないから是非にというのでおつきあい、演者の目玉は人間国宝の野村万作である。
県立音楽堂は古い建物 開場待ちの行列
僕自身は本当に小さな子供の頃に、田舎の村祭りの俄か舞台で見たような記憶があるのだが、その後は縁が無くてTVのワンカット場面で写っていたのを垣間見たぐらい。こういう古典物は身近にはなくなってしまった時代ですねぇ、昨今は相撲も大問題になっていて本来から離れていくようで、みんなが意識して興味を起こす心掛けをしないと何処に行っちゃうんだろうと。僕が小さい頃はかろうじて戦前から生き残っていたものが少しはあったんだろうね。
会場は神奈川県立音楽堂で自由席が3000円、こういうものにしては安い料金設定だと思うから、午後2時開演で1時半開場のさらに20分前にはもうロビーに長い行列になっていて、8割方は女性であった。それでもまずまずの席に座れて見た内容は、まずは狂言なるものの解説があってそのあとに狂言2題、解説の始めに狂言を見るのは初めての方は手を上げてというのに、挙手する人は70%ぐらいはいたからやっぱり皆さんも我々同様だと変に一安心しちゃった。後のほうの席を見たら空席はちょっとだけで、さすが人間国宝の出演は集客力がある。
我々の席から見た舞台
パンフレット
最初の演目は佐渡狐、内容は佐渡と越後のお百姓が年貢を納めに行く旅の途中で一緒になり、佐渡が島で不便かなんでも揃うところかで意地の張り合いがあり、それでは佐渡に狐がいるかどうかで二人の脇差を賭けることに、判定は年貢を納める先の奏者にということになって、狐を知らない佐渡のお百姓が奏者に賄賂を贈り姿形などを教わり、なんとか越後のお百姓の質問に奏者からの身振りなども貰って一旦は勝ったことに、しかし二人だけになってから最後に狐の鳴声はと聞かれて形成逆転となって、二本の脇差を奪った越後のお百姓を佐渡のお百姓が追いかけながら舞台を走り去るというもの。この奏者を野村万作が佐渡のお百姓をその弟野村万之介が演じて、場内を笑わせた。
次は若手主体で附子という演目、主人が用事で出かけるに際し二人の使用人に、塗櫃には猛毒の附子が入っていて風に乗って漂ってきても命を落とすから注意するようにと、しかし主人が外出したらやはり怖いもの見たさ、一人がけ仕掛け一人が慎重に、でも我慢できなくなって後から扇子で風を送ってもらいながら一人がとうとう開けてしまう、その中身は砂糖で二人は旨い旨いと食べてしまう、さてその言い訳を考えた一人、大切な掛軸を破り天目茶碗も割ってしまう、そこに帰ってきた主人に二人で相撲をとっているうちに投げられそうになって軸に手が掛かって破り、転んで茶碗も割ってしまったと、そのお詫びに死のうと附子を食べたらなかなか死ねずで全部食べたがまだ死ぬことができませんと、最後は起こる主人が二人が追いかけられながら舞台から去るというもの。これはよくある笑いネタではあるなと、でもやはり見ながらニンマリしちゃうよね。
それぞれが30分ほどの舞台、女房は喋っている古いセリフ言葉がよく分からないところがあると、でも前後を見ていればそんなにチンプンカンプンになるようなことはない。最初の佐渡狐はやはりベテランらしく顔や身振りに味があったなぁ、さすがに至芸だねと。
昨日は女房が習っている韓国料理教室で、昼に冷麺をご馳走してくれるというのでご相伴に預かってから家に戻り、軽井沢の草刈や少しばかりの栽培野菜のケアにと午後3時に出て夕方6時過ぎに山荘にやってきた。今朝は雨で作業は休止中だったのだが、10時頃に上がったので伸びたキュウリとトマトを支え棒に結んだりした。今年は今のところ育ちがいいようだ。
県立音楽堂は古い建物 開場待ちの行列
僕自身は本当に小さな子供の頃に、田舎の村祭りの俄か舞台で見たような記憶があるのだが、その後は縁が無くてTVのワンカット場面で写っていたのを垣間見たぐらい。こういう古典物は身近にはなくなってしまった時代ですねぇ、昨今は相撲も大問題になっていて本来から離れていくようで、みんなが意識して興味を起こす心掛けをしないと何処に行っちゃうんだろうと。僕が小さい頃はかろうじて戦前から生き残っていたものが少しはあったんだろうね。
会場は神奈川県立音楽堂で自由席が3000円、こういうものにしては安い料金設定だと思うから、午後2時開演で1時半開場のさらに20分前にはもうロビーに長い行列になっていて、8割方は女性であった。それでもまずまずの席に座れて見た内容は、まずは狂言なるものの解説があってそのあとに狂言2題、解説の始めに狂言を見るのは初めての方は手を上げてというのに、挙手する人は70%ぐらいはいたからやっぱり皆さんも我々同様だと変に一安心しちゃった。後のほうの席を見たら空席はちょっとだけで、さすが人間国宝の出演は集客力がある。
我々の席から見た舞台
パンフレット
最初の演目は佐渡狐、内容は佐渡と越後のお百姓が年貢を納めに行く旅の途中で一緒になり、佐渡が島で不便かなんでも揃うところかで意地の張り合いがあり、それでは佐渡に狐がいるかどうかで二人の脇差を賭けることに、判定は年貢を納める先の奏者にということになって、狐を知らない佐渡のお百姓が奏者に賄賂を贈り姿形などを教わり、なんとか越後のお百姓の質問に奏者からの身振りなども貰って一旦は勝ったことに、しかし二人だけになってから最後に狐の鳴声はと聞かれて形成逆転となって、二本の脇差を奪った越後のお百姓を佐渡のお百姓が追いかけながら舞台を走り去るというもの。この奏者を野村万作が佐渡のお百姓をその弟野村万之介が演じて、場内を笑わせた。
次は若手主体で附子という演目、主人が用事で出かけるに際し二人の使用人に、塗櫃には猛毒の附子が入っていて風に乗って漂ってきても命を落とすから注意するようにと、しかし主人が外出したらやはり怖いもの見たさ、一人がけ仕掛け一人が慎重に、でも我慢できなくなって後から扇子で風を送ってもらいながら一人がとうとう開けてしまう、その中身は砂糖で二人は旨い旨いと食べてしまう、さてその言い訳を考えた一人、大切な掛軸を破り天目茶碗も割ってしまう、そこに帰ってきた主人に二人で相撲をとっているうちに投げられそうになって軸に手が掛かって破り、転んで茶碗も割ってしまったと、そのお詫びに死のうと附子を食べたらなかなか死ねずで全部食べたがまだ死ぬことができませんと、最後は起こる主人が二人が追いかけられながら舞台から去るというもの。これはよくある笑いネタではあるなと、でもやはり見ながらニンマリしちゃうよね。
それぞれが30分ほどの舞台、女房は喋っている古いセリフ言葉がよく分からないところがあると、でも前後を見ていればそんなにチンプンカンプンになるようなことはない。最初の佐渡狐はやはりベテランらしく顔や身振りに味があったなぁ、さすがに至芸だねと。
昨日は女房が習っている韓国料理教室で、昼に冷麺をご馳走してくれるというのでご相伴に預かってから家に戻り、軽井沢の草刈や少しばかりの栽培野菜のケアにと午後3時に出て夕方6時過ぎに山荘にやってきた。今朝は雨で作業は休止中だったのだが、10時頃に上がったので伸びたキュウリとトマトを支え棒に結んだりした。今年は今のところ育ちがいいようだ。