ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

有松、常滑から女城主直虎の奥浜名湖を巡る旅 2017.3.14(火)~16(木) 1/3

2017-04-01 16:01:11 | 旅日記

 今回の愛知県東部への旅は急遽に決めたもので、実は信州から岐阜の温泉などを巡り雪景色も見られるかという団体バスツアーに申し込んでいたのに、催行人数に満たなかったということで中止となってしまい、留守をするのにいろいろと事前に頼んでいたのをキャンセルするのもと、自前で行くなら雪の心配もないであろうツアーよりも南の地域にとしたわけで、有松や常滑は10年以上ぶりの訪問となります。

 第一日目は一気に名古屋まで走るつもりだったので早朝4時過ぎには出発、コンビニでおにぎりとコーヒーだけを買い込んで高速に、走りやすさ優先でと浜名湖の先まで延伸した第2東名で 、途中では静岡SAでトイレタイムをとっただけで豊明ICまで、そのあとはちょっとだけの一般道に出たら昔とは道が変わっていて多少まごついたが、標識を見つけて有松には新しい道から入って行くこととなって、まずまずの9時過ぎに到着できましたよ。

            第2東名の静岡SA

 有松では絞会館の駐車場に停めればオープンは9時半からと、ちょっとだけ待つ間に古い町並みを見物、ここには有松絞(有松という小さな地域の地名よりももっと広い地域名の鳴海絞とも)を扱う店が何軒も集まり、伝統工芸なので古くからの店は江戸時代そのままの感じで文化財ともなっている建物がいくつか通り沿いに建ち並び、このやや細い通りが古の東海道だったわけで、旅人たちが土産にと求めたのが絞染めだったとか、手間のかかる染物なのに地元なので割安だと前々から感じていたのです。

             有松の古い街並みの地図看板が(冒頭写真はパンフレットから)

 まずはオープンしたばかりの絞会館から物色はスタート、そのあとも個人商店を5軒ほど巡ったが、火曜日と水曜日が休業という店が多いんですね、半分弱の店はお休みでしたが伝統の何種類もあるという絞り柄はほぼ見られたはずです。その柄と製品とのマッチングで気に入ったものを選ぶことになりますが、我々はもう買うものは無いかなぁとも思いつつも女房はパッチワーク用の端切ややや大き目の端切は何かに仕立てようかなどと、最後には男物のシャツまで買ってしまって、久しぶりに来たからにはとちょっとばかり散財もしてしまいましたなぁ。

            有松・鳴海絞会館

              店内の1Fは売店、2Fには実演を有料で見物できる

                  名古屋市のマンホール、これは何でしょうか

           有松中心部を通る旧東海道

           重厚な建物が並ぶ

             文化財という建物は有松絞の店です

             こちらも

               名古屋では家で不要となった雛人形を引き取って町に飾る、福よせ雛プロジェクトというのを各地でやっているそうで郵便局にも、格子戸にぶら下げるのが決まりですかねぇ?

                シャツと端切2種

 昼前には有松を切り上げて御朱印を貰おうと熱田神宮に、ここにお参りするのは2回目となります、ナビで指定した駐車場に30分ほどで到着、昼時で何処かでと思ったら境内に名古屋名物の宮きしめんがあるというのでお手軽にと、熱田では鰻まぶしの有名店があるけど時間と食べ過ぎは避けてと、やせ我慢じゃありません。

             宮きしめん神宮店は屋台店を大きくしたような半外部、境内だとこうなりますかね

                 二人ともおすましきしめんを、昔子供が小さかった頃に自由が丘にあったきしめん屋でよく食べたのと同じ味のつゆ

           境内は広いです

                   楠の大木、樹齢700年とあったか

                 

           拝殿

           この奥に本殿

             古図にも描かれたというならずの梅という立札が、八重です

 この日は常滑ではセラモールと市街中心部の施設を見るだけにしてやきもの散歩道は明日にというつもり、名古屋からは一般道でもガンガンと走れるから1時間ほどで中心部の手前にあるセラモールに到着、こちらは店舗併設の常滑焼団地となっていますが、この時期の平日は閑散としていて客はまばらで大いに歓迎されちゃいます。やはり直売なので市販よりも安いから入用なものがあったらお得です、ただし作家物はそれなりのお値段はしますが。翌日もやきもの散歩道の店でも何か買うかもしれないからと、小物を少しだけと5月の飾り物をお買い上げ。

           セラモール

               この時期は端午の節句ものが並ぶ、お雛様は残り物でしょうか

                   5月用の飾りはまだ買い増しをしてしまったようですね

 常滑中心部では駅ビルのなかの観光案内所にあるギャラリーの展示を見ておこうと立寄ったら、展示替えで残念でした、一般コーナーで数人の作家物の展示があっただけ。

           観光案内所の常滑市観光プラザ

               作家物数人の展示が少しだけ

 明日に巡るやきもの散歩道の地図を事前に貰っておこうと陶磁器会館にも最後に、こちらでも多少の作家物を含めていろいろな焼物を販売しているほかギャラリーもあって、この日は若手作家による長三賞の入賞者の作品展示の最終日だったようです。

             常滑市陶磁器会館

             店内売店

                   ここでも人形が並ぶ

                      これまで暑い8月に開催していた常滑焼まつりが今年からは10月に変更と

 本日の宿は常滑の南隣りにある美浜町はみはま温泉、かんぽの宿知多美浜で昨年にリニューアルしたというのでいいかなと、来てみたら海岸すぐに建てられセントレア空港が遠目に見られるというロケーション、眺めはなかなかであったががこの日は強風でまともに海風を受けるこになって露天風呂は閉鎖となっていた。

            かんぽの宿知多美浜

          客室階廊下からの眺め、北側

          客室からの眺め、南側

                     温泉分析書、湯はヌルツルッとする塩化物泉、弱アルカリなのにこれはどの成分でかと、メタ硼酸は極めて多いとあったが

           夕景

           夜景、沖にはセントレア空港の明かりが見える

 夕食は基本料金の内容だと思う知多の夕凪プラン、味と量は適度といったところ、ただこういう大型ホテルだと残念ながら地魚の小魚類が供されないのは仕方ないことですか、以前は常滑の坂井温泉湯本館に何回か泊まって、そういう小魚物中心で知多半島だなぁというのが良かったが、温泉は赤褐色の湯というだけで泉質はこちらの方が気に入った、美浜で小魚料理という宿があったらいいのにね。

                  お品書き

               夕食膳

                     サービスの生ビール付きであった

             

                     前菜                    焼物はサワラ

                    刺身

             

                    箸休の茶碗蒸し                 酢の物

           強肴の牛肉陶板焼き

                    揚物

               

                       椀と香の物             デザートはアイス

 今日は長距離を走り回っての強行軍であったが、いい温泉に入って疲れは吹っ飛びました、ここにこれほどいい湯があるとは思っていませんでしたから儲けた気分に、露天には入れたとしてもこの強風だとすぐ逃げ帰ったかも、内湯だけで十分に堪能しましたよ。


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