昨年末から今年初めにかけて飲んだ安ワインの評価を自分の独断で、一部にはかなり前に買って保存していたものや貰い物もありますが、それ以外は1000円ちょっとぐらいとそれ以下のワインばかり、そんなワインの中にもこれはというものに出会えると嬉しいですよね、以降はそれだけを飲んでいればいいとは思っても、やはり同じものばかりではと当たる確率は低いのにまた手を伸ばしてしまう、酒飲みのサガというものですね。
<まずはネット通販のフェリシティーで買ったものから、いずれもイタリアはプーリア産のワインばかりを>
●コンティ ゼッカ ドンナ マルツィア ネグロアマーロ 2016
楽天フェリシティーで1075円、イタリアはプーリア産の赤ワインで濃いめの味を期待して購入、注いだ色はやはり濃くて味わいもシッカリした果実味と濃さがありながら柔らかく喉を通る、香りは少なめなのと熟成風味が無いのを補っての味わいはバランスがいい感じで飲みやすいワイン、やや甘めの味のネグロアマーロ種だがこれはそれを適度にしてパワーさを幾分残している、二日目もあまり変わらず、それで三日目まで少し残して飲んでみたが変わらないような、ということは味の変化が楽しめないのが欠点ですかね。
●サン マルツァーノ イル プーモ ネグロアマーロ 2017
フェリシティーで1059円、これもプーリア特有種のネグロアマーロ種、このワインは香りがよく味も濃いめながら、雑味がないのに厚みがあるのがいい、プーリア産は総じて濃いめで果実味があるワインですが、作り手によってパワーの強弱はあるようですが、その点ではこれは普通かな。
●サリチェ・サレンティーノ フォレテ・インカント 2016
フェリシティーで1055円、この品種らしい濃いめで力強い味わい、香りは弱めながら濃いめ味の美味しいワインで僕の好み、ただ鼻にじゃなく喉越しにクセがある風味を少し感じる、アピール文に土を思わせる香りとあってそれが影響しているのかなと、二日目は柔らかみが増してパワーは減ったが喉越しのクセも気にならないぐらいになって、僕は二日目のほうがいいな。
●フェウド・モミチ・ミルス ネグロアマーロ・サレント 2016
フェリシティーで1100円、これもプーリア特有のネグロアマーロ種だが、濃くて甘めというのを抑えてバランスを重視したような、香りがあるけれどおとなしめの味わいとなっています、コルクにはワインの色が濃く付いていたのに不思議な感じですね、二日目は甘味よりも酸味が出てきて冴えないような感じに、全体的には悪くはないが、僕はもっとパワフルな方が好き、最後にヴォリビのプリミティーヴォと比べたら完全にこちらは負けちゃいました。
●ポッジョレ・ヴォリピ プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア 2018
フェリシティーで1210円、これは文句なしに美味しいワイン、香りとパワフルな味わいはステンレス熟成とは思えないほどの厚みと深さがある、二日目はやや丸みが出てきたがパワーはその分はすこし減ったような、好みは人それぞれだとは思うものの僕は最初のほうが好きです、今回の中では僕にはやはりこれが一番です、次はまたこれだけを注文しよう。
<高島屋のネット通販で購入したものから>
●チャボット ベルトン バルベーラ・ダルバ フィセッタ 2016
高島屋オンラインストアで6本10000円の1本で定価は不明、抜栓したコルクに濃いめの色が付いているのに香りは小さめ、味わいは硬い感じでポテンシャルはあるかもと半分以上残して二日目に、やや厚みは出てきたようだがイタリアらしい果実味が不足、2000円ぐらいまでのフランスワインみたいです、高島屋さんだったらもっと華やかさがあるものを選んでほしいですな。
●Le Prode del Chiu 2009
高島屋オンラインストアで6本10000円の1本で定価は不明、検索してもこのワインは出てこないが高島屋子会社が輸入したイタリはキャンティらしい、10年前らしい熟成感が十分にあり、Alc14%と濃い味わいでは評価できるが、華やかさだけは不足でやや地味な感じ、二日目も変わらずでもう少し果実味が豊かであればなぁと僕は感じる。
●シャトー・ロックグラーヴ 2012
高島屋オンラインストアで6本10000円での1本で定価不明、2012年という熟成期間とコルク栓に付いた色や香りの立派さに期待して飲んだのだが、ボルドーらしいまとまりはあって余韻は長いものの、やはり1000円代ぐらいのボルドーと同様でこれもやはり地味な味わいです、Alc%が12%というのも充実感には欠ける原因だと思う。二日目ではやや丸みが出たかなと感じる程度であった、これももっと華やかな果実味が欲しい。
<コストコのワインでこれまで書いていなかったものなどを>
●ラランド・モーラック 2017
コストコで838円のボルドー産ワイン、ボルドーワインでこの値段ではあまり期待できないかなと飲んでみたらやはりだなという印象、フランス産では1000円代クラスでは味の膨らみがない硬い味わいのものがほとんどでこれも、二日目はやや柔らかみが出てきたが少し飲みやすくなった程度で、チリ産のポルタと飲み比べたらチリ産のほうが安いのに美味しく感じる、コスパではやはりチリに軍配を上げる。
●トリバス ヴィラ プロクパック 2018
コストコで699円のセルビア産のワイン、このワインはヴィンテージ違いで三番目となる2018年もの、以前に2016と2017を飲んでいるが印象が違っていたので今度はどうかなと、共通していたのはバランスがいいがやや軽めのワインということ、今度のは少しだけ僕の嫌いな麦わら集が喉越しにあるものの微かなので無視してもいいかなと、二日目はかなりいい味わいに加えて熟成風味感も出てきた、これなら今後も買っていいかなと。
<その他貰い物や以前に購入して保存していたものなど>
●アルバ デ ドムス 1999
チリのスーパーワインのサードラベルとか、地下で放ったらかしにしていたのを思い出して20年後に飲むことに、ヴィノスやまざきで買ったものかな、購入値段は忘れました。まずは香りが素晴らしい、安いワインとは味よりも香りのほうに差が出ますね、味の方も実に濃厚なのにイヤミがなくスムースに喉を通る、抜栓する際にはコルクは劣化していたが中身はまだ衰えていないようです、そして二日目はやや果実味が減った感じになったが、敢えて三日目にも少し残してみたら熟成風味が強くなってこれはいいと、こういう風に変化があるのが良いですね。調べたらその後にはラベルが変わってセカンド扱いになったらしい。
●ナパ・リッジ メルロ 1998
これも確かヴィノスやまざきで購入したと思うが値段は忘れた、地下ピットにいれていたままなのを出してきてピークが過ぎていないか心配したが、やはりコルクが途中で壊れるなどのアクシデントが発生、肝心の味わいでは色は古色を帯びてきていたが味は実に柔らかく熟成している、香りもかなりあって美味しいさを感じる、その分パワフルさは無くてあくまで円やか、二日目は濃いめになったがフルーティとは異なる果実味由来の風味が残り、円やかさも続いていてさすがのワインだと、最後の澱はやはりかなりありましたよ。
●クオーサー グランレゼルバ カルメネール 2015
これは最近に吉祥で4割引きの1280+税だったかな、味はいいのだがややクセがある、喉越しの香りは僕にはイヤミに感じる麦藁っぽいもの、これのせいで割り引いているのかなと思う、果実由来の香りがほしいですね、僕の好みには合わない。
●レ・ヴォルレ・デル・オルネッライア 2016
正月用に持ってきてもらった貰い物、ネットでは4000円ぐらいか、実に飲みやすいワインです、この値段帯では僕の好みからはもっと重いほうがいいが、イタリアらしい朗らかな味わいで、皆ですぐに飲み切ってしまったから印象が薄いのかも。
通販やコストコのワインは我が家も購入します、参考になりました。