
昨日午後に軽井沢から帰ってきましたが、滞在中の6日間は晴れ渡るということはなく曇り空に時に雨という天気ばかり、梅雨明けした後の方が梅雨らしいという皮肉なことになりましたな。それで庭仕事はあまりできず合間を見て雑草を抜くぐらい、土が湿っていた時のほうが根っこから抜けるというメリットはありましたが。この時期に軽井沢周辺で一番見かけるのはアジサイの花で、やはり梅雨時というべきでしょうか、そのほかの花は少ない時期です。
7月初めからまだ咲き続けていたのはツクシカラマツ、この一株だけが生き残っていてくれて、タイワンカラマツの花のほうは既に終っていました。
山荘の庭でもヤマアジサイが盛りです、花色も白、赤、青とあって、周辺に自生するものは全部白色で赤や青は見かけませんが、庭では色付きも植えていて、それらはやはり自生種じゃありませんので。ついこの前の山形旅行では青い花のヤマアジサイを多く見かけて、地域で違うものだなぁと、種類なのか環境なのか何が異なっているんでしょうかね。
周辺で自生するものと同じ白花
赤い花
これは濃い青色で園芸店で購入したもの
シモツケソウは大きな株になって毎年花を咲かせます、樹木のシモツケと似た花ですがこちらの方がもっと花房も大きい、庭でも日当たりがいい場所に植えています。
今年のカワラナデシコの花は例年よりも早いようです、もう盛りを過ぎようとしていました、白花のほうが少し遅れているようでしたが。
雑草のように敷地外にも増えだしているのはオカトラノオ、周辺でも多く見かけます、これだけ増えるとありがたみは薄れますね。
植えた記憶はないから何処かからやってきたとしか考えられないこの植物、昨年も咲いてオオハンゲだと思っていたのだが、その仲間を調べたら仏炎包の形状が上部も閉じているのでカラスビシャクだと判明、繁殖力が強いとあったからどうしたものか。
ヤエドクダミは横浜の花鉢で育てていたものを株分けして昨年にこちらに植えたもの、軽井沢植物園で見たものだから寒さにも大丈夫だろうと、1年を経てまだ雑草みたいには増えてきていませんが花は咲きました、増え過ぎないか数年は様子を見ていかないと。
ヤマユリは庭に数株があるけれどどれもまだ若い株で、この一株だけに帰る直前に一輪だけ花が咲きました、ヤマユリの花は香りもいいですねぇ。
ヤブカンゾウも咲き始めたばかり、これも株が増えてこのあとも次々に咲くでしょう、邪魔にならない道路側に植えてあります。
レンゲショウマはもう咲いてもいいような大きさまでに蕾が伸びてきています、これも大きな株になりました、もっと大きくなったら株分けする必要がありますね。
フシグロセンノウではこの株だけが大きくなっていて、やはり多少は日光が必要なんでしょうね、裏手の日陰のものは一向に大きな株にならないので。花が咲かないと地味な植物ですが、この地域ではお盆に墓参りに行く道端でこの花を摘んでいって、墓前に活けるということを聞きました、それだけ多く自生していたんですね。
キキョウもまだ蕾で咲くのは8月になってからでしょうか、何故かこの庭では背丈が伸び過ぎみたい、もっと可憐な大きさの姿で花が咲いてくれないかなぁと思いますが。
最後は今年には蕾の時と裂き終わってしまったこの状態しか見られなかったイワタバコ、これは植えた場所が良かったのか大きく育ち増えてもいます。