軽井沢の山荘に神棚にしたらいいなという場所を見つけて、横浜の家からいろいろとと見立てたものを持ち込んで飾り立て始めていたのだが、今年で一応の区切りをつけるまでになりました、あくまで自己流でこういう設えの仕来りなどを知りませんので、半分以上はお遊びといったらバチが当たりますかな。
横浜の家のほうでも食器棚の狭いスペースに小物の工芸品などで、同じように神様と仏様と神仏混交で飾っていて、八百万なんでもありの日本人だとひとりガッテンしていますが、山荘の方はソコソコのスペースがあるのでそれなりの神具などを置けるからと。最初に置いたのは台所の窯神様、そのあとには浜松の実家で父親が毎朝拝んでいた神棚を、これは始末に困って保管していたのをここにちょうどいいとそれら一式を、それだけだと寂しいからと色々と小物類で賑やかにしてやろうかと買い込んでいったので、やっと今年でいい具合の配置になったかなと自己満足してもいい段階になりましたかな。
窯神様は数年前に買ったもの、これは古いものではありません、今出来のもので鳴子温泉で見つけてこちらに、台所はIHなので火の用心はほぼ必要ないのですが。
もう70年は経ていると思われる神様は浜松の実家があった町の氏神様が天神様で、もう一つは商売をしていたから恵比寿大黒様も 、この二つを並べて父は毎日柏手を打っておりました、それら一式は焼いて始末することなく、僕が今住んでいる横浜の家の倉庫に仕舞っていたものがここに復活しました。
そのあとのお神酒徳利は骨董市などで買っておいたものを、その神酒口という飾りは正月に神様を迎えるものというが、華やかでいいからと常時飾っております。さらにそれぞれの前にはミニチュア人形を配置、故郷の町と偶然に今住んでいるところの氏神様も剣梅鉢紋で天神様ということもあって天神土人形を一方に、それも手持ちの土人形では一番古手のものが相応しいかなと、そして恵比寿大黒のミニチュア塑像などは今年になって加えて、面白半分にお稲荷さん鳥居の焼物もここに。
仏様のほうは僕が小学校の修学旅行で買った鎌倉の大仏様のミニチュア像が残されていたので、その後ろの小額入りのものは遠州三山の一つ法多山尊永寺の、厄除観世音菩薩開扉大法要で配られたらしい蓮の花弁を模ったお札らしいがこれも実家に残されていたもの、今年最後に置いたのがネパールの物じゃないかという塑像に彩色の仏像です、ボリュームでは神様に負けてしまいましたが、ここに仏壇までは置けませんから。
特に信心しているわけでもないのにあれやこれやと、やや悪趣味と笑われそうですが自分勝手に面白がっております、大して金がかかっている訳じゃないのでこのくらいならと女房も許してくれていますよ、というより台所作業中には目につかない場所なので。