朝食もタップリの量で、内容もサラダにはオリーブ油を使ったり、鮭は塩鮭ではなくて生から塩焼するなど工夫しているからついつい腹一杯食べてしまう。出張族が宿のワゴン車で弁天島駅まで送られたあとに続いて、9時前に強風の中を見送られて最終日の家路への帰路につく。まずは浜松中心部にある井口堂という昔から浜煎餅という味噌入煎餅一筋の店に立寄れば、10時前でも開いていてよかったね。
それからこの時期の遠州紅葉観光パンフレット宣伝で目的地になっている遠州三山と小国神社のどれかに行こうと宿で様子を聞いて、遠州一の宮である小国神社に回り道する。ここには昔里帰りしていた頃に一度だけ初詣できたことがあるが、この季節は初めて。この日はお日柄が良かったのか二組の結婚式カップルの和式姿を境内で見掛けた。東側を流れる太田川の支流らしい一宮川沿い両側に赤と黄の楓が植えられて今まさに最盛期、天気も急激に回復して輝きを増し実に美しく、ここでもアマチュアカメラマンが浅い川にまで入り込んでシャッターを切っていますねぇ。
一巡りしてから昼時とアクティ森なる施設に回り、地元食材を売りにした食体験ハウスまんまで昼食をとる。ここは町が作った観光施設でロッジ、物産販売、工芸体験施設に浜松の有名シェフを招いたレストランという複合施設、その後シェフは近くのオーベルジュに移ってレストランはその指導で育った若手が受継いで運営していると聞いたが、この日は若いお母さん達とゲートボール後のジジババ団体が入っていて賑やかでしたねぇ。野菜を買ってから中心部にある栄正堂に立寄り梅衣という和菓子を買う。あんこ餅を紫蘇で巻いた梅衣なる菓子、似たようなものは熱海でもあるが女房はここのが一番と、森町には3軒ほどこれを作っているようだがそれぞれ味が違うとか、静岡伊勢丹でたまたま買って美味しかったからとこの店に来たのです。アクティ森でも他店のものがありましたが、味比べしていませんからどうなんでしょうか。
最終目的地が焼津、まずは酒屋で礒自慢を買おうとしたら12月5日が今年の初入荷で何処に行っても今はありませんと、残念でした。次は少し前にTVで紹介されていたぬかや斎藤商店、間口は小さい店だが奥行きがあって奥は工場かな、表には誰もいないのでオーイと声を掛けること3回、若いお姉ちゃんが出てきたぞ。肝心の生り節はなくて、TVでも絶賛していた鯛カマ粕漬と旨そうに見えたカツオハラモの燻製を買い、表に焼津家庭料理研究会と看板があるからと子供の頃安いカツオのアラを煮て食べて骨に付いた身より背骨の中の血管をほじくって食べたのが美味しかったからそういうのを商品化しないとちょいと冗談を言ったら、こういう商売をしているから自分も食べたことがありますけどあれは美味しいですねぇと娘さんも言う。今度いいアラがあったら頂戴ねとまた茶化して店を出る。さらにこの近く新港に出来たうみえーる焼津という施設にある漁協直販所ヤイヅツナコープにて冷凍生サクラエビやカツオタタキ真空パック、黒ハンペンなど焼津さかなセンターより安いからとここにあるものは買込む。
最後に帰り道焼津IC近くにあるさかなセンターに入って川直に行けば鮭燻製の出来立て品が無くて聞けば土日以外はあまり捌けないので真空パックのみとか、12月にまた来る予定もあるからと真空パックものはやや固めそうなので小さい半分のものを、生り節は女節のみ1/4を買う。次は鷲野商店に回って鮮魚を見るとお目当ての大アジが見当たらず二人で食べるには手に余るものばかりでこれも取りやめ、帰ってからの調理の手間は省けたね。僕は白身魚が好きで鮪はそれほどではないものの生ものの今晩用にとカネモトでミナミマグロの小さい柵を買込みもう3時過ぎになるとこれで打上げ。すぐ傍の東名高速に乗って一気に走って我家には暗くなった午後5時過ぎに帰還と、まぁよく一人で運転しましたねぇ、女房も免許があるのにね。