最近二ヶ月ぐらいの間に飲んでいて、これまでにまだコメントを書いていなかったワインについての僕の勝手な感想を二回に分けて、ほとんどが三桁値段の安ワインですので悪しからず。
①マルケス・デ・バルデラーノ・マカベオ 2020
ツルヤの安ワインで483円のスペイン産、味わいは濃い目でストレートに舌に来る、やや田舎っぽいというか喉越しには少しイヤミな風味があるがこの値段では健闘していると、二日め以降も変わらずでそれなりに飲めるワインです。
②ベルモーロ サンジョヴェーゼ プーリアIGT ゴールドメダル 2020
ツルヤで649円の安ワイン、濃い目が特徴のイタリアはプーリア産というのを期待して、プーリアではプリマティーヴォが有名だがこちらは中部イタリアで多いサンジョヴェーゼ、味は濃い目ではあるが期待したほどでもない味わい、香りも弱めで雑味が感じられるワインです、喉を通る際には何か抵抗感が生じる、これはタンニンではなく雑味から来るものと思われる、二日目も変わらず、プーリアではサンジョヴェーゼは適しているのだろうかと、プーリアらしい味わいのワインではありませんでした。
③ドミニオバロール ティント NV
ツルヤで一番安いランクのいくつかのうちの1本で329円、スペイン産で年号表示が無いのでNVとしておくが、やはり色は薄めで味も薄めに感じるが普通に飲めるワインでイヤミはあまり無い、やや酸味勝ちなのはブドウ自体も貧弱なのでしょう、でもこのお値段だから文句は言えません、瓶代や船の運賃など考えるとこの値段はどうしてと、喉越しに濁り感はややあるのもの薄めの味わいなのでスイスイ飲めるという安ワインです。
④サン・ゼノーネ トスカーナ・ロッソ 2020
ツルヤで879円の安ワイン、全体の味の要素はバランス良く豊潤的な赤だが、香りは少なく喉越しにやや品が落ちる風味があるのはお値段からはしかたがないかなと、サンジョベーゼ・メルロ・カベルネの構成とあって後2者が味にアクセントをつけているようだが、その割合が少ないからか軽めの味となっている感じ、二日目も変わらずでまた買うかは微妙。
⑤ロペス メルシエ テンプラニーニョ NV
ロピアで329円という格安ワイン、売場が棚ではなく通路で大量に売られていた中でも一番安いのをどんなものかなと、確かにワインではあるがフルーティさからくる香りも味も無くて素っ気ない味わい、やはりこのお値段なのでこんなものかなと、二日目も変わらずでその時にはこれより100円高いチリ産のアミーゴス カベルネ・ソーヴィニヨンと比べて飲んでみたら、後者はフルーティーな味わいがあって100円差以上でしたよ。
⑥ミスティファイド カベルネ・ソーヴィニヨン 2020
ロピアで税込み879円のカルフォルニアはナパ産というワイン、カルフォルニアのワインは華やかさがあるものが多く、更にナパと書かれていたので期待して、抜栓しての最初の印象は香りがまず高くきて、味わいもやや粗さは残っているものの全体的には強さとフルーティさがマッチした濃い味で樽熟成感もあって美味しいなぁと好印象、二日目にはもっとまろやかさも出て来るかなと多くを残してみたらもっと濃くなってややクドイほどに、それが三日目にも少し残してみたら落ち着いてきていた、僕は一日目と三日前の中間がいい。
⑦ビック・トップ ジンファンデル 2020
ロピアで769円とこの前のミスティファイドと同じベルーナが輸入元のカルフォルニアワインでそれより100円ほど安い、両者の味わいは似ていてこれもカルフォルニアらしさがあるが、こちらの方がやや軽めなのは樽香が利いていないからか、二日目も濃くはならずやや硬い味わいのまま、ネットで調べたらこちらの方が高いのにロピアでは逆、僕もロピアの評価を支持します。
⑧カ・デル・コンソーレ アパッシメント 2020
ロピアで税別999円だったような、パーカーお薦めと宣伝ラベルがあって更にアパッシメントでアルコール度が14.5%とあるのでかなり濃い目のワインだろうと、確かにそのとおりの香りもあってプーリアらしい濃厚ワイン、ただ僕には甘めが強すぎます、もう少し酸味があってもいいのではと、二日目には味わいが落ち着いてきたようです、更に2020年と若いのに熟成風風味が加わってきてかなり良化した、この二日目の味わいなら定番のワインに加えますよ。