ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

緑萌える南東北方面への旅はまんぷく旅行となって 第二日目 1/3 最上川沿いに2012.5.31(木)

2012-06-21 18:20:42 | 旅日記

 9時過ぎに宿を出発してまた迂回路で山を下りてから暫く銅山川沿いに走って、最上川にぶつかってからR47に出るまで道筋は、途中で工事中の橋と道の付け替えが終了していて、新しい道は大蔵村の中心部を通らなくなっていて、昨夜飲んだここの蔵元の小屋酒造の花羽陽を買って行こうかと思っていたのにその先の道路に出てしまって、もう戻るのも面倒と買いそびれてしまった。

 迂回路では昨日とは逆方向からの景色は初めて見るもので、これが素晴らしい天気の下で眺められて、こういうことがあってもまぁいいかと、外輪山から降り切ってからは見慣れた風景の銅山川沿いの道筋を少しだけ走って、最上川に架かる新しい橋の手前からは中心部を外れるバイパスを走って、また川幅が広くなった最上川沿いに出れば、左右に新庄と酒田方面にと分かれる最上川沿いのR47となる。

                      肘折の外輪山からの風景

                      肘折温泉から降り切った銅山川下流

 この付近からはもう戸沢村となっていて、かの松尾芭蕉が最上川舟下りに乗船したと伝えられる本合海という場所だ。ここからは日本海側には一本道みたいな片側一車線で、やや広めの渓谷の川沿いを走ることになる。戸沢村は韓国からの花嫁さんが多いといことで道の駅は高麗館という韓国風建築が現れて、初めてだと何でこんな所にとビックリすることになる。ここにはキムチなどと韓国の食材も売っていて、新大久保のコリアタウンにも負けないと頑張っているなんて言い過ぎですか。この辺りで目立った花は青っぽい桐の花で、奥会津の桐は有名だがこちらも冒頭写真のように並んで植えれれているところを見掛けるから、箪笥などに利用するんでしょうか、こちらでは喜多方などで見かける下駄用切出し加工材の乾燥用積上げ櫓などは見ないから下駄は作っていないんでしょう。

                      道の駅とざわ高麗館

 さらに下って今の最上川下りの乗船場の戸澤藩船番所や芭蕉も再上陸したという舟下り終点地点を通り過ぎて、その先は幕末の策士清河八郎生誕地の標識を見る辺りからは徐々に平野部になってきて、旧余目の風力発電のための風車村や鳥海山が目に入ってくれば、直進は酒田へ左手はR345で鶴岡方面にと分かれるところはもう庄内平野の真っ只中で田園が広がる。酒田方面は広い道路となってR7に合流してすぐに最上川を渡ればまた左手市街方面に分岐することになって、市街地の道を暫く走って山居倉庫前の交差点に出てくることになる。

                最上川が開けて風車村遠望

                上部は雲に隠れる鳥海山が

 酒田の最初の立寄りは中心部への通りがけだから山居倉庫となって、ここは3月の団体ツアーでも来ているがその時は裸だった大ケヤキはもうすっかりと緑を纏ってきていて、これから日差しが強くなるのにつれてもっと繁って見事になってくるはずだ。物産館の方はどの時期に来ても同じようなお土産品が並んでいるが、奥まった場所には民芸工芸品の展示もあって、いつも見るだけだけだけど庄内刺子が素敵だと女房は申しております。傍らにあるJA直売所は春が遅い東北地方ではまだ農産物は限られているから品物は少なくて、山野草の苗が無いかと園芸売場も見たがそれも見当たらなかったが、量は少ないながら平田牧場の三元豚加工品や庄内浜の海産物や庄内の農産物の加工品なども種類だけなら多く置いてあって、こちらの方がやや安いみたい。今回は日持ちがするからと、酒田沖飛島産トビウオを使った万能つゆというのだけを買ってみた。

                       山居倉庫、奥が物産館で手前がJA直売所

                              西側の大ケヤキは若葉が揃って

                         物産館の庄内刺子常設販売コーナー

                         三元豚や庄内の海産物や農産物加工品がいろいろ、売切れたものもあるみたい

 今回の旅行ではお土産というか買物は前もって絞り込んでいてなるべく衝動買いはしません、これまでより一日長くしたこともあって鮮度を必要にするものは帰る直前までダメだから、ほとんどが次回以降で買える場合のための下見ということにしましょうや。


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