時間もいいと宿に向かい春日温泉もちづき荘(冒頭写真)には午後４時前には到着、この宿は軽井沢の山荘を昨秋に閉めたときにも泊まった宿で、この周辺には宿は４軒あるが泉質がいいからとこの宿を選んだのですよ。到着した日はやや靄掛かっていて景色は鮮明ではなかったが、翌日は晴れ渡ってこの時期は樹木の葉が落ちていて遠望が利き、雪を被る山々が南北ともに良く見えるロケーションに宿が建てられているのがよく分かった。望月は大和朝廷に馬を献上していた牧があったということで、近くに馬事公苑もありこの日は乗馬訓練中の一頭だけが見えた。
部屋から馬事公苑に馬が一頭だけ見えた
遠くの山並みの一番右が浅間山
山の一番右端に少しだけ真っ白な蓼科山が見える
ここの温泉は成分は少ない単純泉だが特出すべきはＰＨ９．６というアルカリの湯で肌にツルツルと感じる、泉温は２５℃というから沸かし湯であるが、周辺の宿は循環らしいがこの宿だけは源泉掛け流しで注ぎ口からの飲泉もできてクセのない湯が飲めるし、洗い場カランからも源泉だけというのが素晴らしい。風呂で一緒になった一人で泊まっているという老人もこの宿の湯が一番だと、この源泉はすぐ近くに源泉公園があって、常時大きなパイプから流れ出ていて汲めるということを教えてもらった。
温泉成分分析表
夕食は食堂でとなっているが団体なら宴会場もあるらしい。料理は手作り家庭料理といった内容のものが多いが、今回は事前に鯉が食べられるかとＴＥＬで聞いてきたとかで鯉こくがメインとなっていたが、これが立派な内臓入りの輪切りの身でやはり鯉は内臓が一番旨い、女房は旨煮のほうが好きということだったけどね。我々夫婦は二人ともこのくらいあるとご飯までは届かない、僕は特に甘いものは残してしまったですよ。かくて腹満ちて瞼はまたも下がり気味となってお休みなさいに、この宿は安いから布団の上げ下ろしは自分でやらないといけません。
夕食の膳
前菜風にいろいろ、トマトは甘煮 カツオたたきとマグロ
立派な鯉こく 下には桜餅風が
豚肉、タラ、エビ入りの鍋 蕎麦サラダ
ウドの煮物 野沢菜醤油漬 生海苔のお吸物 デザート
早朝は６時から利用できるということで昨夜の宿泊専用の岩風呂とは別にある滝の湯というほうに、掛け流しや飲泉やカランからの湯も岩風呂と同じだが、こちらの方が外の景色が見えるし、打たせ湯やジェットバスの中がぬるめになっていて僕は長湯ができるんですよ。
そのあと一服してから８時に朝食に行けばもう食べ終わってそのまま出発らしい一団が、あとで知ったが春日温泉の４軒の宿とこの周辺のゴルフ場のプレーをセットにした格安パックがあるんですね、僕はもう８年以上ゴルフから遠ざかっているから利用しないとは思うけど。食卓の一番手前には朝から食前酒かと思ったものは朝鮮人参だそうで、これは良薬は口に苦しですな。口直しにと食べ始めた朝食も焼魚とオムレツの二皿もあるというボリュームで、自分で好きなだけ取分けてくる煮物は少な目にしたけれど、ご飯は温泉炊きのお粥があったからそれと普通と二杯を、朝は多めに食べてもいいだろうと自分勝手に決め込んでいるからね。ほかにも生野菜が自由にどうぞとなっていたが、僕はバイキングでも生野菜はとらないで、野菜でも火が入ったものを選ぶんです、その方が多く食べられるはずだものね。
朝食の膳
鯖の干物 オムレツ
野菜などの煮物 温泉お粥 大量に作る味噌汁は美味しい
トータル
