■結婚式会場設営はまず土盛りから始まった。ユンボで木を掘り起こして移し.ダンプで盛土を搬入しその後を水牛が地ならしをするというハイブリットな作業に感心。日本なう業者に頼んでやることだろうがここでは近所から家族から数十人が集まって三日四日かけて準備する。別に指揮する人がいる訳でもないのに全員が何かしら作業していて、何かルーティーンの仕事のように誰かすることがわからないという人はいないようだ。
食亊時には人数が多いので食料準備も大変だ。土間で豚の解体があった。ラックにしばりつけられ血を抜かれても生きていて最後の断末魔を痙攣してあばれ廻って終わるのは哀れなことこの上ない。皮はお湯で毛をむしられバーナーで焼かれる。腸は水で洗われ、肉は各家族に分けられて食卓に並ぶのだが、肉の部分は意外に少ないのだ。
後で、牛の解体が戸外で行なわれている場所に行った。牛の皮をはいだ頭がゴロリと置いてある。となりで皆が肉をつついているが、全く脂肪がなくて軟らかくてうまい。胃が異状に大きくて水で内容物を流している。
こういう所でしか見られないのだろう。そのうち段々と会場設学が進みステージができ音楽が流れ始める。戸外ライブ会場的雰囲気が出てきた。
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