くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

JW-CAD操作方法(3)

2006年04月30日 | Weblog
■レイヤーについて少し説明を加える。

レイヤ(層)というのはIIIustratorなどの描画ソフトで一般につかわれる概念で、要するに透明なシートが何重にも重なっていると思えばよい。各シートにそれぞれ図形が描かれ、全体として集合した図形にみえている。各図形がそれぞれ独立しているからひとつの図形が間違って修正しても他の図形に影響をおよばさないし、透明度を変化させていろいろな効果を作ることもできる。各シートのことをレイヤーと呼ぶのである。

JW-CADのレイヤーは16種類(右ツールバーの下半分に16進数で表示されている)あり、おのおのがさらに16グループあって256種類使うことができる。ツールバーのレイヤー番号をクリックすると、①非表示②表示のみ③編集可能④書込みレイヤ、の4種モードに切り替わる。個別のレイヤを編集するにはステータスバーの[0-0]などの表示をクリックして「レイヤ設定」を操作する。

■もう一度最初にもどってメニューバーの「ファイル」から見てみよう。「JWC」「DXF」「SXF」というのはそれぞれ「DOS版JWCADファイル」「AutoCADファイル」「Open Cad Formatファイル」のこと。他にDWG(AutoCADのデータファイル)なども覚えておくとよい。単に「開く」をクリックするとJWWのサンプルファイルが出てくる。

■ついでに前述したクロックメニューとAUTOモードについて簡単に説明すると、

「クロックメニュー」
時計回りにドラッグすると時計方向にメニュー(AM)が切替わる。もう一度ドラッグするとサブメニュー(PM)になる。さらに右左ボタンで切替わる

(例)左AM1時(線)、2時(円,円弧)、4時(範囲選択)、6時(属性取得)
右PM6時(数値角度取得)、11時(線長)、0時(数値長さ取得)

「AUTOモード[DX]」
○既存の線が存在しない時
線:⇒始点(左CL)終点(左CL)
円、円弧:⇒始点(左WCL)終点(左CL)
長方形:⇒(右CL)、始点(左CL)終点(左CL)
○既存の線が存在する時
消去:⇒左CLで選択、右CL消去
線の部分消去:⇒左CLで選択、始点(右CL)終点(右CL)
コーナー処理:一方を(左CL)、他方を(左CL)
伸縮:伸縮させる線を(左CL)、目標線を(右CL)
複線:基準線を(右CL),複線位置(左CL)
複線:基準線を(右CL),同上を再度(右CL)⇒前回の間隔線を仮表示(CL確定)

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必要になればもう少し細かい設定など覚えるとかなりのことができるようだ。また機会があれば検討して見たいと思う。

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JW-CADの操作方法(2)

2006年04月28日 | Weblog
■基本的にはヘルプの「作図」のところを見ながらいろいろやってみて操作を覚えることになる。

○ツールバーによる作図メニューによる操作(画面左のツールバー)

線、円、矩形は問題ない。水平・垂直直線を引くにはコントロールバーの水平・垂直のボックスにチェックすればよい。円弧の場合は上のコントロールバーの「弧」をチェックして円と同様に表示し、弧の始点部をクリックして描画することになる。

「消去」は大切なのではじめにとりあげる。「消去」指定をして線上を右クリックする。図形が広範囲にわたる時は「範囲指定」して図形がアクティブになったらDELキー押してもよい。線の一部を消すこともできる。「消去」モードで線上を左クリック(左CLと表記する)してアクティブにして、線上の消去開始の点と終了の点をそれぞれ左CLすれば中間部分が消える。

「文字」の作成はそのサイズ色を変更することができる。コントロールバー左端に[4]W=4 H=4 D=0などのボックスがあるのでそこをクリックすると文字種を選定するダイアログボックスが開くのでそこで文字種を選択する。任意の文字の欄に幅、高さ、間隔を指定できる。文字の色について、その線種属性を変えるにはメニューバー「設定」からjw-win基本設定、色画面タグなどを開いて変更する。ここで基本的な画面設計ができる。文字上をクリックしてアクティブにすれば自由に移動させることができる。

「寸法」の設定は少々ややこしい。まず寸法線の向きを水平か垂直か決める。コントロールバーの「傾き」を0か90に設定。もちろん任意の角度も可能。「小数桁」は0としておく(小数点以下の桁数を指示できる)。寸法矢印の形を決めるため「端部」チェックして変更する(矢印向きが表示と逆向きに出ることあるので注意)。

そしてまず寸法線の位置をクリックすると赤い点線表示が出る。次に、はじめの寸法補助線が始まる点と、終わりの寸法補助線が始まる点をそれぞれ左クリックすればOK。

文字種線種の変更などは「寸法設定」、「基本設定」の「文字」「色画面」などを相互に参照しての変更する。引出し線の開始位置などの変更を伴うことになるがちょっとややこしいので図面の倍率は途中で変えないほうがよい。

円図形の直径、半径も入れることができ、左クリックは円の内部、右クリックは外部に寸法がはいる。

「2線」はよくわからないのでスキップ。「中心線」は2平行線のそれぞれを左クリックして中央をクリックすると中央位置に線が現れる(ドラッグするのではない)。中心線の線種を変えるには引く前に線種を変える。「線属性」(右ツールバーにある)をクリックして変更する。(中心線、寸法線の図面はレイヤーを変えたほうがいい。レイヤーは後述)

「連線」、「範囲指定」又は「範囲」、「複線」は問題ないと思う。「連線」は他の描画ソフトの多角形を描くのと同様に各点をクリック(左CL)して最後に始点をダブルクリックすれば図形は閉じる。

「コーナー」と「伸縮」は便利な機能だ。平行でない2線が交わっている時は2線をクリックすると交わった先が消えて1本の鋭角に折れ曲がった線になる。他方、2線が交わっていない時は一方をクリックしておくと他方をクリックした時に交わるべき点にまで伸長する。これは相手の線がないときでもクリックした点まで伸びたり縮んだりする。矩形図形の角がうまくつながってなくても簡単に修正できるのがいい。

「複写」「移動」は図形を範囲指定した後に指示すればアクティブになった図形部分がポインタと一緒に移動し、所定の場所に「複写」「移動」できるようになる。「範囲指定」したあとでアクティブになった部分の中の文字など一部図形をさらに右・左CLしてアクティブ除外したり、追加することもできる。

さて、これくらいで簡単なものならかけそうだ。

印刷してみよう。画面右下のステータスバーにA=3 S=1/200 [0-0]などという表示がある。

A3は用紙の大きさだからA=3文字上をクリックしA4にセットすればよい。Sは倍率で次の[0-0]はレイヤーの表示である。

印刷時の線種等は別に設定する(「設定」のjw-win基本設定の「色、画面」タグなど参照)。印刷画面には用紙の赤い枠取りがはいる。
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JW-CADの操作方法(1)

2006年04月28日 | Weblog

■JW-CADは特に建築・建設業界では定番のフリーの製図ソフト。製図ソフトとしてはデファクトスタンダードとされるAutoCADが数十万円するソフトであるのに対して存在感を感じさせるものである。この操作方法を解説した本はあってもやたら難しそうで、ちょっと使うには適当でない。そこで、ちょっとだけ便利に使いたいというむきに簡単な解説を試みる。 しかし、軽く使おうとするにはちと複雑なソフトであることは間違いないようだ。あまり期待しないほうがいいかもしれない。

とりあえずダウンロードして使ってみよう。 基本的機能の操作方法としては次の3つがある。①ツールバーの各項目を使う操作、②クロックメニューによる場合、③ AUTOモードによる操作のうち、②はポインターをドラッグしようとすると現れる時計の形をしたメニューによる操作である。③のAUTOモードは頻繁に使う機能はマウスクリックだけですばやく操作できるようにしたもので、②③のいずれも熟練者には便利であるが、初心者には混乱しそうであるから今回はスキップする。②のクロックメニューが開いてしまったらポインタを時計アイコンの中でクリックすればキャンセルされる。

作図ツールバーに表示された直線、円、円弧等のアイコンに従って説明する。

 その前に画面キャンバスを縮小、拡大、移動する方法として「両ボタンドラッグ」による基本操作を試してほしい。

移動 図面の中央にしたいポイントを両ボタンクリック(CL)

拡大 右下に両ボタンドラッグ縮小 左上に両ボタンドラッグ

全体 右上に両ボタンドラッグ、すなわち初期画面に戻る

前倍率 左下に両ボタンドラッグすると1つ前の画面に戻る

倍率は画面右下のステータスバーの右端に×0.01などと表示させる。

さて、次にいこう、

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Today's browsing

2006年04月26日 | Weblog

■ブラウジング(IEなどのブラウザでネット上をブラブラすること。ネットサーフィンともいうなり)

今日のブラウジングでは、4こま漫画をネットで営業している漫画家のサイト。ついこまごまみてしまう。

次に、フリーのVPNのソフトらしきサイト。それに直接関係ないが、あの学生ベンチャー「ソフトイーサ」のHP。

■明日からちょっとJW-CAD使用法を解説してみよう。

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98/ME

2006年04月25日 | Weblog
■ソラリスの入門書を早速探しに出た。しばらくUNIX,LINUXと離れていたので最近の事情が気になり書店をまわる。FedraCoreはVer.5が出ている、Debian関連書籍も目に付く。ようやく1冊見つけたがやはりちょっとSolarisはマニアックすぎるかな、、とも思い始める。

UNIX・LINUXはまずどのディストリビューションを選ぶかの段階で迷ってしまい本論にはいれなくなってしまうのが悩みの種だ。ドットコムマスター☆☆の試験にあわせてとにかく何かはじめないと、、。なんならICDLINUXのKNOPPIXでもいいと考えているが、やはり安いHDをもひとつ買う必要がある。

MacMimiを使ったサーバ構築の本も目にとまる。いろいろ目移りした結果、宝島社版の「98/ME安定化ラストバイブル」を買ってしまった。いまさら98もないだろう、、、という気持ちもあったが、少し読むと、そうだ流行ばかり追っかけてもしょうがない。それより高齢者再雇用とおなじ問題だ。仕事より趣味といえば、UNIXよりも98活用法再認識、の類かな。

最近のフリーソフトもいくつか面白いものが、、、。
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ソラリス

2006年04月24日 | Weblog
■「ソラリス」といえばタルコフスキーのSF映画。原作はA・C・クラークではなかったろうか?でも、こちらのSolaris10はSunMicrosystemsの由緒正しいUNIXシステム、そう、あのソラリスである。一昔まえであれば、高嶺の花であったものの昨今のLinuxの潮流にはさからえず、ついに出た無償版の記念すべきディストリビューションである。ついにインストール成功!

”C言語”の練習にCyginを使っていたときはよくうまく作動しないことがあったが先生が「ソラリスはやはり違う」みたいな話をしていたような記憶がよぎる。Linuxと比べ旧式なところがあったり、インストールに少し時間がかかるといっても、一昔まえのLinux、Unixのインストールにくらべれば問題にならない。

それでも、やはりというか、ネットワークは入らない。カードの互換性をあとで調べてみよう。これも市立図書館で見つけた本のDVDでインストールしたのだがサーバ構築・操作となると、この本やけにむずかしくなるので、ゆっくり腰を落ち着けて検討することにした。
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お天気お知らせメール

2006年04月20日 | Weblog
■朝8時に携帯に1通のメールが入る。半平太メールというとこがやっている無料のメールサービスで、今日の天気をしらせてくれる。ちゃんとその予報のとおり午前中は晴れたけど午後は雨降り。

雨の中を久しぶりの木曜日のスペイン語教室にでた。1ヶ月ご無沙汰なので、単語から出てこない。でもずいぶん楽しいクラスになった。クラスの先輩の英国人ティムが久々に東京から帰ってきたというのでカワイで臨時のフェスタ。

彼はNHK英会話のパックンと同期の福井人。あの松本アナも福井のNHKにいた同期なんだそうだ。知らんかった。今はアマゾンに引き抜かれて輸入洋書は彼がすべて扱っているそうだ。彼も福井で嫁さんをもらったそうだがその日本語に福井弁がない。彼は英語もへただがスペイン語も下手だ、というのが池田せんせの弁。

隣の席の若い女性たちから声をかけられた。みると、「ぶんどう事務所」受付の彼女達。おぼえていてくれたんだ。今日の夜は、なにやらにぎやかにせわしなく終わった。

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情報処理試験再考

2006年04月18日 | Weblog
■情報処理試験の受験者数がピークを迎えたのは2000年で、初級シスアド受験者は10万人を越えた。Windows95が発売され、商用インターネットがうごきはじめた1995年の2倍である。

2000年以後、受験者数はいずれの試験も3割方減少しているが、新しい情報セキュリティーアドミニストレータ試験は急上昇していることは前記のとおり。本年度から始まった情報セキュリティー試験の経過が気になるところだ。

もうひとつ、エンベッテドエンジニアが増加している。最近のロボットブームのせいではないだろうか?とにかく、コンピュータの時代は成長曲線でいえば成熟期をむかえ、飽和状態に入り始めたのではないだろうか?。
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情報処理試験の背景

2006年04月17日 | Weblog
■合格者のサイトを見ると、情報シスアド試験(SS)などは一流講師や教材執筆者がバタバタ不合格になっているだ。旧特種とシステムアナリストを持っている問題集著者が3度も落ちているとか、、。かくいう私は自慢じゃないが4回落ちている。合格率12%なら合格するには8年かかる勘定だから実際そんなものだろう、、と情報処理技術者試験統計を調べたらいろんなことが、、。

最年少合格者は?初級シスアド(AD)春試験で11歳がいる。最高齢者は?AD春試験では75歳以上が5名(応募者8名)となっている。すごい!人生に夢をあたえる数字ではないか。ちなみに57歳の合格者は15名(合格率12%)だ。

学歴を見ると面白い。基本情報技術者試験(FE)の合格率は、大学院、大学卒は情報系、非情報系を問わず22,3%。短大レベルだと8,9%と下がる。高専は以外に高くADでは24%ある。そして、小中学生がなんと22%で大学院レベルとおなじだ。

情報系か非情報系かの別はFE試験でほとんどない。しかしAD試験では非情報系いわゆる文系(32%)のほうが理系(23%)より高い合格率をしめす。特に非情報系大学院卒はなんと49.5%。ということで、2回に1度合格することになる。そこで以前、一度失敗している私としては今回合格しないとヤバイと感じてしまう。

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初級シスアド受験!!

2006年04月16日 | Weblog
■昨晩は例のごとく受験票の写真を作るのにプリンタが動かなくなったりしてガタガタしたが今朝は余裕をもって起き、かるく公園でウォームアップして試験場の工大に出かけた。午前試験は自信過剰のせいか計算問題でバカみたいに時間を使ってしまい気がついたら終了10分前。とんだ時間配分ミスだった。午後試験対策には実は自信がなかった。しかし、思ったよりずっと扱いやすい問題で7問中1問に時間が足りなくなったが一応なんとか、、という感じだ。

ここのところいろいろあって午後の長文問題を充分に検討する時間がなかった。問題がかなりむずかしく、正解も不明のままのものをかなり残してしまって、過去問も時間内に出来ないののばかりであせっていた。ただ、問題自体は非常にうまくできているものがある。たとえばH16秋の問題では旅行代理店の旅行客データの要因分析などはうなってしまう。そのまま応用できるものだ。テーマもあらゆる業種をカバーしているので、業務改善ヒントの宝庫の感がある。思わぬ発見だった。

あとでサイトの合格体験記をみると若い女性で上級シスアドやシステムアナリストの合格者が同じことを言っていた。

■試験場にはわがクラスの受講生も2名いたが、問題レベルが高くてクラスでのテーマがあまりヒットしなかったのではないかと、少々申し訳ない気がした。実は先生である僕が合格する自信がなかったので、、。
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