■昨日の投稿の返事が来たがやはりこいつ何にもわかってないな。高度IT技術者をベトナムから呼びたいというので「どうして日本人でなくベトナム人なのかが分からない」と投稿したら「いや、単にベトナム人技術者をよびたいだけなんです」ときた。だからー、ベトナム人技術者を呼ぶには他の日本人ではなくてそのベトナム人でなくてはならないという理由がないと通りませんよ、、という意味なのに、、。日本人皆わかってないのかな、、。と、思いつつネットで日本の放送ビデオ「ガイアの夜明け」をみたらたまらなくなり大論文をかいてしまったのでここに掲載しよう。あとで福井の日本語ボランティアに久しぶりで投稿してみよう。皆あまり知らないことだから、、。
■朝10:30に西湖の桜クリニックの歯科予約があるので13番バスで終点までほとんど30分で行けた。上左犬歯は安いプラスチック製(150ドルくらい)を入れて24万ドン(1万2000円)前回の32万ドンあわせて2万8千円。これが半額なので本来は5万円以上することになる。11月はそれ以上かかっているから歯を2本直すのに10数万円かけたことになる。保険あるのかな、、手遅れだけど、、。ま半額だからいいか。今月の出費は合計で3万5千円ぐらいで部屋代入れても5万円ちょっと。その半分以上がこの虫歯1本にかかっている。歯の治療が高いといっていいのか、ベトナムの生活費が安いといっていいのか??
3時にインドチャイナに行く。林さん、たまみさんとお茶の約束。話はベトナム語の勉強ではずんで帰宅は7時過ぎ。今日はほとんど勉強ができなかった。
夜、トラベロコにベトナムでIT技術者を雇い東京で働かせる方法を聞く質問があって答えることにした。トラベロコは海外在住日本人がハノイに旅行に来たい人に情報提供してアテンド希望があればプライベートでガイドすることができるサイトで、僕はここにバスルートに詳しいという登録をしてある。いままでに1度だけ理系の日本語指導するところを聞く質問に答えたことがある。今回の質問は明らかに外国人労働者雇用に無知な質問なのでついむきになって答えた感がある。実習生みたいに簡単にIT技術者を呼べるって思ってるんじゃないの!結局安く外国人雇おうってことだろ!認識不足なんだよ!って言いたかった。どんな反応あるか興味あり。
■7時半に部屋を出てアパート前のフックの屋台でバインミーを注文15Kd。50分に学校にむかう。今日は雨で傘を持ってファンバンドン通りの交差点までバイクと車の波をくぐって歩く。この3差路は朝のこの時間帯だけは黄色い制服の警官の交通整理があり、皆整然と指示に従って走っている。学校の裏門から入ってB3棟204に到着するのが丁度8時。外で韓国のチュウニがタバコをすっているが、多分いつも僕が1板先にクラスには入る。15週目のテストは2週間前に終わって来月半ばでファイナルだが、最近この教室に変わってから人数が最初18人から12,3人になってしまった。10分か15分遅れて皆が入ってくる。
今日は新しい26課にはいって健康問題。体の部位の名称を学習する際、ゲーム感覚で間違った者は皆の前で罰ゲーム。最初に僕が間違って前に立たされてしまった。日本の歌を歌えという。ドラえもんの歌を歌ってくれといわれても、、知るか!、、。「うえをむういて、あるこーう、、、」そりゃ何の歌だと聞かれて有名な歌だと、、。チュウニが二番目、2番目年寄り50歳のロンがその次に歌わされたが、彼はスマホの伴奏を入れながらベトナム語(とあとでわかったが)の歌を歌った。こいつどこまで予習しとるんやろ、、、。
時間が終わると、まっしぐらに帰宅。フックの屋台でブンダオを注文25kd。いつもここでとぐろを巻いているガードのタウに必ず引っ張り込まれる。最近はぼくがベトナム語を話すので皆も話しかけてきていい感じの練習になりそうなのだが、悲しいことにいまだに何いってるのかよくわからない状態だ。いつもの常連は僕のレベルを知って話しているのでとても自然に常連たちの中で皆のベトナム語を聞いていられるので、この時間を大切にしている。そして部屋に戻って勉強、勉強、、、。
■ベトナム語クラスで勉強をはじめて4か月目になる。9月から1年間、半年コースが前期、後期となるようだ。5週間ごとにテストがあり、1月半ばにファイナル。授業料は2800ドル。最初は事前にプライベートでベトナム語を教えてもらっていたこともあって、トップ3に入る勢いだったが2か月後には成績最下位をあらそう位置にいた。全員で18名で半分が韓国人後の半分が台湾をふくむ中国人。日本人は僕1人。3人の先生は英語教師で中韓が堪能な25歳のイエン、1人は中国語、他の1人が韓国語を話す。漢越語が70パーセントといわれる特別ベトナム語彙の関係上、日、韓、中のこのクラスは特別進行が速いようだ。とくに3人の台湾生が優秀で3か月でぺらぺら。これには先生もびっくりのようだ。最初、クラスを上級、普通に分けようとしたが許可されなかった。69歳の僕は最初から話が聞き取れずに未だにクラスの会話にひとりだけついていけないという劣等感に打ちひしがれることが多い。今の時期になると出てこなくなった学生も3,4人でてきた。2番目の年寄りは50歳の韓国人ロンだが、20年前のNYの僕と同じく充実感あふれる勉強ぶりで存在感を示す中、僕としては不本意ながらも必死に老化と戦っている感が強い。18歳から30代の学生の中で、気持ちは20年前と同じかそれ以上なのに頭と体がついていかない。パッと質問されても答えられない。黒板に書こうとしても字が変。覚えたはずの単語が出てこない。しかし、僕のたちとしてはここで諦められないのが苦しい。なんとかならないものかと方法巡らせてみる。
●まず、iPhoneの「グーグル翻訳」の使い方に熟達するのが必須だ。授業中、質疑応答中もこれで単語検索。検索語彙は保存マークすることで必要な語彙のみの自分用辞書が自動的に作れる。発音機能があって重宝する。僕はいまだに数がうまく言えない、聞き取れない。生年月日や住所をすらすら言えない。そこでこれらを入力し、ことあるごとに発音させて覚えようとしている。数字は3桁なら何百何十何と言うし最初にゼロをつければあとは数字だけを読んでくれることがわかった。昔は数を言う練習に行きかう車のナンバーや住所録の電話番号を読んだものだが、、、。
■イブといってもベトナムは宗教的な意味はなくクリスマス商戦はいずこも同じ。ただ明日の月曜は休日になっていて3連休。この連休内に今のテキストの予習を最後の課までやってしまおうという考えだ。1日中部屋にこもって勉強。
2台のPCはどちらも使っているが古くてもインターネットははーレッツノートが早い。レノボはHD30Gでオープンオフィスを入れて余裕がなくなった。でもマイクロSDカードがつかえるからいいか。レッツノートは有線で接続していたが、アクセスポイントにもなる子機がつけてあるので無線で試してみた。それでこのブログを書いていたら接続切れてしまって、、、ほとんど消えた!そして書き直しは疲れる。有線にもどしてもう無線はやめとこう。ああー。
■今日からクラスが変更になる。B2の310で1時から始まるという変更は12時ごろに仲間のSNSで届いた。えーっ、1時半からじゃあないのかい。ゆっくり食事する時間もないじゃあないか,、。B2棟は初めてでいろいろ探してやっとたどり着いたのが1時。イエン先生が声をかけてくれたのでやっと部屋の前で気づいた。部屋番号が見にくくて気が付かない。僕が1番早く皆がそろうまで時間がかかった。
「-MAI」の構文の説明の時「北朝鮮には決して帰らない、、」という例文が出て北朝鮮の学生の話がでた。この学校には2人いるそうでイエン先生は試験の監督をしていた時彼らのカンニングを目撃したそうだ。彼らはベトナム学生と全く同じテストを受けて進学しようとする、、北朝鮮には決して戻らない、、ところが、その試験はベトナム人でもできないようなレベルで彼らは白紙なのだがiPhoneを使って巧妙にカンニングをしているというのだ。彼女は見て見ぬふりをしたそうだ。
この国家大学・外国語大学には外国を学ぶ学生がいるがその構成は英語専攻が1400人、中国語250人、日本語130人、韓国語100人。学費(授業報酬)はそれぞれ英語は、1.5万円/月、日本語1500円/時間、韓国語2250円/時間、、ぐらいのようだ。日本語学生より韓国語専攻学生が少ないのに驚きの声が上がったが、学費が高いのは翻訳家など専門性が高いからだ。つまり、ここでも日本語需要は送り出しレベルと変わらない、、ということかな。ベトナム人に簡単な韓国語は需要がない。ベトナムにしっかり根付いた韓国にとって必要とされる専門性の高い人材に対し、日本は単純労働者の需要人気で集まっているということだ。日本語学生の勉強をみていても作文レベルはびっくりするほど高い。でも、先生がいないから会話レベルが低い、ということだろうか。
日本は時代遅れの人材鎖国をしていので、実習生は外国人労働者ではないという建前で日本の実態に合わせようとする。その実態に合う人材はベトナム人材の一部であっても将来の日本や世界で活躍する人材ではない。日本人はベトナムの人材が実習生レベルだと思い込んでしまう。ベトナム人は日本人以上だとは言わないが今の人材鎖国では日本人のベトナム人観がゆがむばかり。ベトナムばかりじゃあない。実習生制度で日本が学んだことは実習生は高くつく、人権が守れない、、だけ。一般外国人労働者を認めない限り日本人の「外人観」は変わらない。いくら富裕層観光客を日本に呼び込もうとしたところで日本の格差を広げるだけ。日本に来たいというベトナムの若者の夢は日本で働き生活すること。まさに「アメリカンドリーム」そのものだ。アメリカの力が「アメリカンドリーム」であったように日本も「ジャパンドリーム」を力にできるよう僕も外から応援することにしよう。
■授業は午後からなので朝ゆっくりしている間に気になっていた年賀状にカタをつけることにした。ウエブポにアクセスすると住所録が使えたので早速年賀状作成。写真に適当なものがない。どうも自分のポートレートを作るのが好きではないので人物写真が少ないがベトナム語クラスの写真があったので使うことにした。2時間ぐらいで完了、発送。これで元旦に届くはず。昨年と同じメンバー81人。挨拶の代わりにベトナムの住所を入れた。発送住所は転送先と同じ妹の住所。8000円ちょっと。いきなりベトナムから年賀状が来たと言って驚く人がいるかもしれない。
■放課後帰宅するとタイから電話があり丁度日本に手紙を出すところだったので近くの郵便局にバイクで連れて行ってもらうことになった。年金機構に住所変更届を出すのでPCで手紙を書きPHOTOCOPY店でUSBのファイルを印刷してもらうのだ。それを在留届け写しと一緒に年金機構に郵便局で発送するのだが、結構面倒くさい。
まず、ここではPCのプリンターが一般的ではない。WiFiプリンターは1万円ぐらいで入手できるが日本並みの価格では会社以外買う人がいない。メールで送ればすむからプリンターで印刷するということがないのだ。
だから、どこにでもあるコピー屋さんで頼むのだが印刷代は安い。1枚1000ドン5円だ。ここでは高いが、、、。
バイクで近くの郵便局に行ったが、すごい人。整理券はないし、順番待ちもない。僕みたいにしゃしゃり出ないタイプはいつまでたっても前に行けない。タイが割り込んで話をつけてくれるのだがエアメール1通がえらい面倒くさい。備え付けのエアメール郵便封筒に全部書き直し、送信側、受信側の電話番号を調べて記入し、別の書類に転記し同封する内容まで書かされる。小包や内容証明じゃあないんだが同じようなことが必要。その後で、日本まで1,2週なら2,3000円、普通なら1か月かかるが300円ぐらい。普通にした。
これがホアンキエムの中央郵便局だと全然ちがう。国際便は窓口が違い、人も少ない。宛先の切手を買って外のポストに放り込むだけ。外国人観光客が多いからだろう。局の外にはドルをドンに交換してくれるおばちゃんたちがなぜかここにたむろしている。つまりホアンキエムは外国人観光客のための街、、ということだ。
帰って、タイの相談に乗って、夜はコムザン飯屋でご飯(5000ドン)だけ買ってフットの屋台でテリヤキソースの肉ドン作っておっちゃんたちと飲んで騒いで店じまいまで、、。これもベトナム語の練習、、、。ベトナムのおっちやん達酒弱い。日本人みたい、、かわいい。なぜかいつもベトナムはおっちゃんたちだなあ、酒飲んでとぐろまいているのは、、、。
■夕方ガードのタウと日本食堂に行って、、ベトナム語の実地練習を、、と思っていたがタウは忙しいということで別の機会に。
じっくり予習することになった。学校のテキスト、レベル高い。リスニングの問題など訳文みてもわからない。でも、予習は1課前までやることにして頑張る。我々のイエンのクラスは構文はすでに全部終わっている。僕はエクスプレスのテキストを一通り終わり、これでフォローアップしているのだが、教室のテキストはさらに内容が詳細になっていて手ごわい。ここまでくるともう成績はどうでもいい。なんとか街中で話せるようにさえなれば、、、。何言っているか分かるようになりさえすれば、、、。
■この土日はしっかり予習をしたい。自分でも不思議なほどベトナム語の勉強に没頭している。かといって単語を覚えてもすぐに忘れてしまうので始末が悪いがこれも歳のせいだ。歳をとるとやたら趣味に没頭したり理屈っぽくなったりするのも歳のせい。ならばとことん没頭してやろう。
昼、アパートのガードのタウさんがしきりとバーチュウ通り288の日本食堂の握りがうまい、というから、それなら仕事交代の後、キムマーの「おふくろ亭」に行こうというと乗ってきた。このところ近所でつたないベトナム語を使いまくろうとしているのでいい機会だ。日曜の午後3時に交代するというので明日の3時に一緒に行くことにした。店でフリーペーパーのスケッチを入手したい。
夕食時、ビンダン食堂は休みだった。フットがご飯の代わりにブンにしてみろという。ブンは麺のこと。「ブンチャー」というのは焼き豚肉をいれた汁の中にブンをいれたものだし、フットの店の「ブンダオ」のダオは豆腐のこと。豆腐といっても固い油揚げだ。豚のもも肉の脂ばかりのスライスと香草と一緒にブンをたべる。これは魚醤の「ヌクマム」ではなくエビを発酵させた「トムマム」を使う。トムはエビのこと。ブンはコメの麺だと思うがゆでて冷やしたものを固めてぶつ切りにしてある。とくに味はない。
「肉ドン」やはりご飯じゃないと、、と思うが、、まっいっか、ためしに、、ということで食べてみた。なんということもないけどおなか一杯。となりのコンビニで買ったバドワイザー片手に、周りの席のちらほら客のベトナム語を聞きながら、しばしの一休み。いつになったらこのベトナム語が分かるようになるんだろうか・・。ビール20K。ブンと焼き肉45K。あわせても300円か350円というところ。