波佐見の狆

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ビデオクリップのInterview内容

2009-05-28 19:21:57 | Harry Sever

ただいま追記を加えましたので、ぜひお読み下さい。

前の記事でお話した、Chapel Choirのビデオクリップ中に出てくるHarryのインタビューですが、その具体的な内容についてお知らせします!

彼の大変早口の英語を聞き取ってtranscribeし日本語訳までしてくださったのは、ケンブリッジ大卒の素敵なご主人様とクリストファー・ロビンのような可愛い息子さんといっしょにベルギーにお住まいの、Yukoさんです。ただいまコメント欄に投稿してくださったのですが、コメントにしておくにはもったいなすぎるので、ここであらためて紹介する次第です。

以下,Yukoさんの文面をそのままこちらに移動させていただきました。

私も遅ればせながら、Chapel Choirのビデオクリップを拝見させていただきました。とっても良いですね。男の子達も皆お利口そうなだけでなく、学校での生活をとても楽しんでいて、幸せそうなのが印象的でした。ウチの息子もぜひ行かせたい、などと夢見ています。でも、頭と才能が足りないかな?

さて、Harryくんのインタビューの内容を聞き取りできましたので、お知らせいたしますね。

'I've been singing in the Chapel Choir for several years now because I was a Quirister beforehand. The sight-singing abilities you learn from the age of seven or eight really set you up for all kinds of music, and I find my training from when I was that young helps me not only with just singing, but with playing the piano and the viola and things like that.'

翻訳はKeikoさんのご専門なので、お恥ずかしい限りですが、ざっと訳しますと、

「僕は、以前コリスターだったものですから、チャペルの聖歌隊で歌ってもう数年になります。7歳か8歳から習う初見で歌う能力は、あらゆる音楽の基礎となるもので、そんな小さいうちから受けてきたトレーニングは、ただ歌うことだけでなくて、ピアノやヴィオラなどを弾くのにも役立っていると僕は思っています。」

ということです。Harryくんは、他の人よりも早口で、あまり口を開けずに話すので、聞き取りづらいかもしれませんが、いかにも頭の回転の速いアッパーミドルクラスの青年らしいアクセントや話し方だと思います。チャペルで歌う姿も、堂々として素敵ですね。

                         

sight-singing abiliyという表現を初めて聞きました。私に聞き取れるはずもないわけです・・・・

ちなみに、辞書を見ますと、、、sight-readという動詞として載っています。楽譜をread してsingするわけですから、同意ですね。

<OALDより>

sight-read  verb [v, vn] to play or sing written music when you see it for the first time, without practising it first

sight-reader  noun: He’s an excellent sight-reader.

sight-reading noun [U]

<Cobuild より>

Someone who can sight-read can play or sing music from a printed sheet the first time they see it, without practising it beforehand.

 eg.) Symphony musicians cannot necessarily sight-read.

なるほど、、大変勉強になりました。私は専門的なことは全くわからないのですが、初見で楽譜を読んですぐ歌ったり演奏したりできる能力を、7歳くらいから徹底的に訓練するというのは、いわゆる音楽エリートを育てる条件なのでしょうね?

ところで、、私は、HPのこのビデオクリップを自分のPCに保存しようと思いまして、Orbit Downloaderという動画保存ソフトをインストールし、ダウンロードそのものは確かにできたのですが・・・こんどは保存したものが開けない! もうしばらく格闘してみましょう。。。。。

追記

* Wikipediaには、音楽用語として、sight-read のほか、sight-playと sight-singが載っていました。sight-singing = vocal sight-readingということになるそうです。

* イギリスの音楽教育において、sight-reading abilitiesがいかに重要視されているかということと、それはどういう事情のためか、ということについて、こちらのブログさんに有益情報があります(コメント欄の9番目の投稿もご覧下さい)。フリーランスとして即戦力になる高度な実力を求められるため、その証として必要なスキルなのですね・・・フリーランス翻訳者が、初めての分野(技術内容)でも、なんとかして納期内にやっつけなければならないのと同じかな? ともかく、7歳からその訓練を受けるということが、いかにすごいことかわかりました。。。