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Azathoth

2009-10-01 13:58:42 | クトゥルフ神話

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「狂気に満ちた宇宙の真なる創造主。笛と太鼓の狂おしい音楽に浸りながら、沸騰する混沌の玉座で飢えと退屈に悶える白痴の魔王」


・「Outer Gods(外なる神)」の王であり、無限に続く宇宙の中心の混沌が渦巻く最奥部で、玉座に寝そべっているような様子で泡立ち、膨張と収縮を繰り返しながら不浄な言葉を吐き続けている。


・「Azathoth(アザトース)」の玉座の周りには、常に心を持たない無定形の怪物の群れが取り巻いて踊り狂っている。
彼らは、下劣でくぐもった音を発しながら、太鼓の連打と単調な音色のフルートを奏でていて、「Azathoth(アザトース)」を慰めている。
それは、「Azathoth(アザトース)」が完全に目覚めてしまうと、宇宙が滅びてしまうからだ。


・「Azathoth(アザトース)」の存在自体が、全ての宇宙にある罪のそのものである。
この世にある存在の全ては、彼が夢を見ることによって創造され、そして「Azathoth(アザトース)」の存在を知覚してしまったものは、完全に全てを破壊されてしまう。


・ただ、「Azathoth(アザトース)」は、滅多に目覚めない。よって彼自身が動くことはなく、神々の強壮なる使者「Nyarlathotep(ニャルラトテップ)」が代行者となるのだ。


・今は眠りについている、かつての地球の支配者たちが復活するとき、「Azathoth(アザトース)」も、無明の「Plateau of Leng(レン高原)」に舞い戻ると言う予言があるが、彼が現れる場所は、常に創造と破壊の入り混じった混沌が吹きすさぶので、一部例外を除き、これを待ち望むものはいない。


・かつて存在した星、火星と木星にあるアステロイドの隕石群は、「Azathoth(アザトース)」を召喚したことにより、星ごと打ち砕かれたのだ。



「オセロー」 舞台内容 三幕一場~三場 (1)

2009-10-01 10:45:03 | 「オセロー」

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・三幕一場
 キャシオーは、夜が明けきらないうちに、オセロー将軍の陣営を訪れて、イアーゴーの妻エミリアに会い、デズデモーナと密かに会えるように取り計らうように依頼する。
 キャシオーは、イアーゴーの勧めに応じて、デズデモーナをオセローとの仲介役を頼みに来たのだ。



・三幕二場
 オセローとイアーゴーが、砦を視察することになり、出て行く。
 ここは、単に時間経過を示すための場面である。





・三幕三場 (1)
 この三場は、物語のターニング・ポイントなので、じっくりと見ていきたいので、幾つかに分けることにする。




 城の庭園にて、エミリアの取り計らいで、キャシオーがデズデモーナに会い、オセローへのとりなしを頼んでいた。


 そして彼らが話し合っているところへ、オセローがやって来るのだ。
オセローに会うのが怖かったキャシオーは、彼の姿を見るとこそこそと逃げ出す。
しかし、オセローと一緒にいたイアーゴーは、去っていくキャシオーの後姿に、わざとらしくオセローの注意を向けさせる。


 デズデモーナは、イアーゴーの悪巧みなど、何も知らないので、無邪気にしつこくキャシオーの復職の願いを夫オセローに押し付けるのだった。


 なおも熱心に彼女はキャシオーのためにオセローを口説く。
ついにオセローは、固い表情で聞いていることが辛くなったのか、それとも、うるさいと思ったのか、こう応える。
 'Pr'ythee, no more: let him come when he will;
   I will deny thee nothing.'
 (もういい、わかった、わかった。いつでもいいから来させなさい
  おまえの頼みなら、何でも聞くよ)


 デズデモーナは、一応、納得しこの場を去っていった。
するとイアーゴーが、演技たっぷりに、オセローの胸の中に疑念を吹き込んでいくのだった。
 Iago: O beware, my load, of jealousy !
       It is green-eyed monster, which doth mock
       The meat it feeds on.
 (イアーゴー:ああ、お気をつけくださいよ、閣下、嫉妬って奴にはね!
       そいつは緑の目をした怪物で、人の心を餌食にして
       苦しめることで生きてんるんです)


 イアーゴー、それは、お前のことだろう! と言ってやりたい。
しかし、嫉妬は恐ろしい。イアーゴーの言うとおりである。