「エーテル宇宙に吹き荒ぶ風の中に坐して、風の神々の上に君臨し、水の神々と争う邪神。
牡牛座の暗黒星に潜んで、星の位置が正しく戻る日を待っている」
牡牛座の暗黒星に潜んで、星の位置が正しく戻る日を待っている」
・牡牛座の赤い星アルデバラン付近に位置する暗黒星のハリ湖の湖底に棲んでいる「Hastur(ハスター)」は、「The Unspeakable(名状しがたきもの)」「邪悪の皇太子」等の異名で知られていた「Great Old One(旧支配者)」である。
・読む者にして等しく狂気をもたらすという戯曲「The King in Yellow(黄衣の王)」に登場する。
・異界都市「Carcosa(カルコサ)」、神々の図書館「Celaeno(サラエノ)」を支配し、古い文献には、「Hastur(ハスター)」を「YogSothoth(ヨグ=ソトース)」の息子、「Great Cthulhu(大いなるクトゥルフ)」の半兄弟、「Shub-Niggurath(ショブ=ニグラス)」の夫であるとの記述があるが、真偽の程は分からない。
・四大元素のうち、風の要素と関連付けられることが多いゆえ、「Lloigor(ロイガー)」や「Zhar(ツァール)」などを束ねる首領ともする見方をするものもいる。
・時として牧羊者の守護神である「Hastur(ハスター)」は、うお座のフォマルハルトに住まう「Cthugha(クトゥグァ)」と同盟関係にある、一方で「Great Cthulhu(大いなるクトゥルフ)」とは敵対関係にあるともいわれている。
・爬虫類と蜂の間の子のような姿をしており、星間飛行する有翼生物「Byakhee(ビヤーキー)」を従えている。
・「The Celaeno Fragments(セラエノ断章)」によれば、魔力のこもった石笛を吹き鳴らすし、「Byakhee(ビヤーキー)」を召喚することで、任意の場所へ運んでもらうことができるという。
ただ、地球以外の場所へ移動するときは、飲む者にして時空の束縛から解き放つ黄金の蜂蜜酒が必要である。
ただ、地球以外の場所へ移動するときは、飲む者にして時空の束縛から解き放つ黄金の蜂蜜酒が必要である。