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Shub-Niggurath

2009-10-04 13:40:21 | クトゥルフ神話

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「遥かなる太古にドルイド達が歩いていた黒く深き森の奥には、千匹の子を孕みし彼女が、その巨体をゆっくりと跋扈している」


・「Shub-Niggurath(ショブ=ニグラス)」は、Outer Gods(外なる神)のなかで、女性神格化したものと位置づけられており、Necronomicon(死霊秘法)をはじめとする禁断の魔道書には「The Unspeakable
(名状しがたきもの)」Hastur(ハスター)の妻であると記載されている。


・過去の文献上「Shub-Niggurath(ショブ=ニグラス)」が、人前に姿を顕わしたという明確な記述はないが、断片的な記述や古くからの言い伝えによって、ギリシャ神話に登場するデメテールのような豊穣の神とされていたらしい。


・古代ムー大陸において、豊な実りをもたらす大地母神として公然と信仰されていた。さらに邪神「Ghatanothoa(ガタノトーア)」の禍がムー大陸を襲ったとき、「Shub-Niggurath(ショブ=ニグラス)」神殿の神官たちが、これに対抗する呪文により難を逃れたこともあった。


・このような崇拝者に対し恩恵を施すことから、世界各地にその信仰が伝承となって残っている。古代ケルト人の「Shub-Niggurath(ショブ=ニグラス)」信仰がキリスト教化の中でも生き残るため擬装した黒聖母信仰に影響を与えているとする文化人類学者も少なくない。


・「Shub-Niggurath(ショブ=ニグラス)」が信仰されている土地では、巨樹の幹を思わせる節くれだった体躯に、巨大な蹄のついた脚、太いロープを何本も束ねたような触腕を備えた黒々とした怪物が、時折目撃されている。


・通常、姿を顕わさない母神の代行者として崇拝者たちの儀式に現れるのは「Shub-Niggurath(ショブ=ニグラス)」の落とし子、「黒き仔山羊」であり、中世悪魔崇拝者の宴のサバトの原型と言われている。