「時間の秘密を解き明かした唯一の存在であるが故に『偉大な種族』と呼ばれる。
他の生物と精神交換しながら時の永劫を生き長らえる種族」
他の生物と精神交換しながら時の永劫を生き長らえる種族」
・「Pnakotic Manuscripts(ナコト写本)」や「Eltdown Shards(エルトダウン・シャーズ)」の記すところによれば、銀河宇宙のイスから、4億8千年前の地球に到来した「Great Race of Yith(イスの偉大なる種族)」は、膨大な時間を過ごすことのできる環境と、長い肉体寿命を持つ生物を探し求める探求者である。
・平均寿命が5千年に及ぶ精神生命体である彼らは、現在オーストラリア大陸に相当する土地で栄えていた円錐状の生物の精神を乗っ取り、高度な科学技術文明の機械化都市「Pnakotas(ナコタス)」を建設した。
・「Great Race of Yith(イスの偉大なる種族)」が肉体として選んだ、高さ10フィートほどの円錐状の生物は、底部に備わる粘着層を伸縮させて移動し、感覚器官は頂部から伸びる4本の肢の先に備わっている。2本の先端には巨大な鉤爪があり、これを噛み合わせたり、こすったりして会話を行なう。
3本目の先端には、漏斗状の付属器官で、残る1本の先に直径2フィートくらいの球体には3つの目がついている。
3本目の先端には、漏斗状の付属器官で、残る1本の先に直径2フィートくらいの球体には3つの目がついている。
・「Great Race of Yith(イスの偉大なる種族)」は、自分たちが穏やかに過ごせるようにと、時間を超越して過去や未来の知的生命体とで精神交換を行い、膨大な知識を集積し各都市の中央記録管理所で統括し続けている。
・残酷な狩人である空飛ぶポリプ状生物や「Old Ones(古きもの)」などの地球先住民族との散発的な戦争を繰り返しながら、最終的に空飛ぶポリプ状生物に滅ぼされることを知っており、中生代末期の頃には、人類が滅亡してから2万年後の地球上で繁栄している甲虫類の体へと精神移住する準備を進めている。
・そして、惑星として地球の寿命が尽きる頃には、水星の球根状植物へと精神移住するいわれている。
このように「Great Race of Yith(イスの偉大なる種族)」は、種としての命脈を永遠に保っていくのである。
このように「Great Race of Yith(イスの偉大なる種族)」は、種としての命脈を永遠に保っていくのである。