gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

Great Race of Yith

2009-10-23 19:23:38 | クトゥルフ神話

イメージ 1


「時間の秘密を解き明かした唯一の存在であるが故に『偉大な種族』と呼ばれる。
他の生物と精神交換しながら時の永劫を生き長らえる種族」


・「Pnakotic Manuscripts(ナコト写本)」や「Eltdown Shards(エルトダウン・シャーズ)」の記すところによれば、銀河宇宙のイスから、4億8千年前の地球に到来した「Great Race of Yith(イスの偉大なる種族)」は、膨大な時間を過ごすことのできる環境と、長い肉体寿命を持つ生物を探し求める探求者である。


・平均寿命が5千年に及ぶ精神生命体である彼らは、現在オーストラリア大陸に相当する土地で栄えていた円錐状の生物の精神を乗っ取り、高度な科学技術文明の機械化都市「Pnakotas(ナコタス)」を建設した。


・「Great Race of Yith(イスの偉大なる種族)」が肉体として選んだ、高さ10フィートほどの円錐状の生物は、底部に備わる粘着層を伸縮させて移動し、感覚器官は頂部から伸びる4本の肢の先に備わっている。2本の先端には巨大な鉤爪があり、これを噛み合わせたり、こすったりして会話を行なう。
3本目の先端には、漏斗状の付属器官で、残る1本の先に直径2フィートくらいの球体には3つの目がついている。


・「Great Race of Yith(イスの偉大なる種族)」は、自分たちが穏やかに過ごせるようにと、時間を超越して過去や未来の知的生命体とで精神交換を行い、膨大な知識を集積し各都市の中央記録管理所で統括し続けている。


・残酷な狩人である空飛ぶポリプ状生物や「Old Ones(古きもの)」などの地球先住民族との散発的な戦争を繰り返しながら、最終的に空飛ぶポリプ状生物に滅ぼされることを知っており、中生代末期の頃には、人類が滅亡してから2万年後の地球上で繁栄している甲虫類の体へと精神移住する準備を進めている。


・そして、惑星として地球の寿命が尽きる頃には、水星の球根状植物へと精神移住するいわれている。
このように「Great Race of Yith(イスの偉大なる種族)」は、種としての命脈を永遠に保っていくのである。



「マクベス」 舞台内容 一幕四場

2009-10-23 14:07:09 | 「マクベス」

イメージ 1


 フォレスの宮殿、ダンカン国王は、裏切り者コーダーの命運についての報告を待っていた。
 平和を望むダンカンにとって、狡猾な策略による奸悪な裏切りと、謀反人の暴力を恐れている。
その一方が、コーダーである、そして他方においてはマクベスであるのだが、この時点では当然気付いていないのだ。


              'There's no art
   To find the mind's construction in the face:
   He was a gentleman on whom I build
   An absolute trust.'
       (顔つきから
 人の心のうちを読み取る術はない、
 余が心から信頼していた
 紳士であったのだが)


 国王は、この過ちをマクベスに対しても犯してしまうのだ。




 そしてマクベスとバンクォーがこの場に入ってくる。
ダンカン国王は、マクベスに対して十分にその功績を称えることが出来ないことを意識する。
 'More is try due than more than all can pay.'
 (御身の功績は、どのようにしても報いきれない)


 この言葉を受けとったマクベスは、外面上、臣下としての勤めを果たしただけであると装うが、内面では最上の報酬である王位を望んでいた。
 ダンカンが、マクベスに後継の地位を与えることは、かの3人の魔女たちの予言が成就したことになる。しかし、ダンカンは、自らの息子であるが、まだまだ年端の往かぬマルカムを皇太子(皇太子の地位を意味するカンバランド公)に指名してしまった。

 ダンカンが、マクベスの功績を大いに評価しておきながら、この場でマルカムに後継の地位を与えたことは、マクベスを大いに失望させたのだ。




 マクベスの失望が頂点に達したとき、ダンカンはマクベスの城に訪問することを告げる。
 このことで、一度は忌まわしいと封じ込めた国王殺害という考えが、再びもたげる。


 'The Prince of Cumberland ! ―― That is a step
   On which I must fall down, or else o'erleap,
   For in my way it lies. Stars, hide your fires !
   Let not light see my black and deep desires:
   The eye wink at hand ! Yet let that be,
   Which the eye fears, when it is done, to see.'
 (カンバランド公か!―― この一段、
 踏み外し尻もちをつくか、それとも巧く飛び越すか、
 ともかく、俺の行く手に立ちはだかっている。ええい、星よ、
 光を消せ。俺の胸底のどす黒い陰謀を照らしてくれるな、
 眼に俺の手を見えないようにするのだ!
 だが、どっちにしろ、やってしまえば、眼は怖れて、
 ろくに見ることも出来やしまい)


 そしてマクベスとバンクォーは、立ち去っていく。