日本脳炎はもう日本人には滅多にかかる病気ではなくなりました。詳細は、遺伝子学、免疫学に関係しますから省略しますが、少なくとも言えることは、もうワクチンは必要ありません。
日本脳炎は、1992年以降、年間かかる人は10人以下で、2008年、2009年とも3人でした。しかし、7歳以下および20歳以上のワクチン接種率は50%以下です。しかし、日本脳炎ウイルスはまだ存在しているのです。でもかからないのです。むしろ、ワクチンの副作用が出る子どもの数が、日本脳炎にかかる子どもの数を超えてしまいました。しかも、かかるのはほとんど免疫の落ちた高齢者です。こどもの日本脳炎は、この10年間で、1~2人だったと思いますが、今日の感染情報センターの統計には出ていませんでした。
新しいワクチンが、副作用が少ないという根拠もありません。これから受ける人は、人体実験の対象になっているのです。厚労省は、何万人という実験をしていませんから、今後の動向を見るとしか言っていません。受ける方も、様子を見た方が安心ではないでしょうか。私は、理論的根拠から、する必要のないワクチンと思います。
また例年、南から始まり、北進するのですが、昨年か一昨年の調査では、沖縄の日本脳炎のウイルスの発見ができなかったようです。私は、もう日本人は、日本脳炎ウイルスと適応関係をつくり、滅多に発病しない病気になったと考えております。詳細略。
それが、医学史での過去の病気の歴史なのです。だから、遺伝子学では、ヒトゲノムを調べると、ヒトの病気の歴史がゲノムに書き込まれていると言います。感染性の病気は、人と病原体の適応によって変化していくのです。それを逃れようと、インフルエンザとノロウイルスは、変異を繰り返し、感染しているのですが、感染性は強くとも、病原性は落ちて、一昨年の新型インフルエンザ騒ぎでも、結局は例年の従来型よりも病原性は弱いものでした。
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