いわき市にある市民放射能測定室「たらちね」に
検診センター兼診療所をつくりました。
今まで、チェルノブイリ原発事故の後もできなかった検診の積み上げを、福島原発事故後の子どもたちを対象にしたいと考えていました。
チェルノブイリでは、検診の積み重ねをできなかったので、データがありません。その為依然として放射能の影響の計算は、広島と長崎の被爆者での数字を使っています。
その後の大規模な被曝はないからです。
チェルノブイリ原発事故後の影響に様々な健康被害が出ていますが、それらはカウントされていませんし、発がんも甲状腺がんしか認められていません。
私の立場は、アメリカのゴフマン博士、日本の中川保雄氏たちの立場を取り、かつ環境医学のアメリカのルネ・デュボス教授の考え方を取っています。
それで、ICRPや国際的な原子力関係の機関を批判し、原爆被爆だけでなく、原発事故
被曝のデータを積み重ねたいと考えています。また、現実的に原発事故で被災した子どもたちの健康を守ろうと考えてのことでもあります。
今、ベラルーシやウクライナの被曝した子どもたちや、更にその子どもたちから生まれた子どもたちの健康被害は広がり、健康な子どもは20%しかいないと言われています。
福島とその周辺の被災地も、30年後はそうなることが予想され、それをデータとして残すことと、少しでもそういう状況を私(すなわちルネ・デュボス)の理論である病原環境論(適応説)で改善していきたいと思い、いわき市にある市民放射能測定室「たらちね」に健診センター兼診療所を立ち上げました。
それには、たらちねの監事の木村肇二郎医師(私と共に41青医連慶応支部で戦った親友)、北海道で頑張っていた西尾正道医師とその仲間たちの医師、私の後輩で優れた児童精神科医の渡辺久子医師、献身的に協力してくれた藤田操医師(所長になりました)、島根から応援して下さる野宗医師とその協力医師たち、さらにそれを支えてくれているたらちねのスタッフの女性たち(その中心は鈴木薫さん)、その人たちの協力と支援がなければできませんでした。これから、協力してくれる医師たちを増やして行きます。
また大人の検診や診療もして行きます。将来は仮設住宅にいる人たちの検診や診療へと広げていきたいと思います。
今年の6月から始ったばかりですが、これからは福島県にある唯一の被災者特に子どもたちのための健診センターであり、診療所も兼ねています。料金は、日本全国からの個人、企業、団体からの募金と海外からの募金で成り立ち、原則的に子どもは無料ですが、自己負担での検診もしています。そのためいつまで財政的に続くか心配ですが、きっとこころある方たちが支援し続けてくれることを信じて開設しました。
従来からの甲状腺検診は、土日の出張検診で続けていきますが、平日はたらちねクリニックで行なっています。
私は、第二と第四の木曜日一日診療と相談、講演に行きます。小児科と心療内科を担当します。子どものアレルギー疾患は治すことができます。環境を変えることで治ります。子どもたちに制限をせずに、のびのびと暮らせることが第一で、その為の保養もあります。経済的に困っている方は、別途ご相談下さい。
検診センター兼診療所をつくりました。
今まで、チェルノブイリ原発事故の後もできなかった検診の積み上げを、福島原発事故後の子どもたちを対象にしたいと考えていました。
チェルノブイリでは、検診の積み重ねをできなかったので、データがありません。その為依然として放射能の影響の計算は、広島と長崎の被爆者での数字を使っています。
その後の大規模な被曝はないからです。
チェルノブイリ原発事故後の影響に様々な健康被害が出ていますが、それらはカウントされていませんし、発がんも甲状腺がんしか認められていません。
私の立場は、アメリカのゴフマン博士、日本の中川保雄氏たちの立場を取り、かつ環境医学のアメリカのルネ・デュボス教授の考え方を取っています。
それで、ICRPや国際的な原子力関係の機関を批判し、原爆被爆だけでなく、原発事故
被曝のデータを積み重ねたいと考えています。また、現実的に原発事故で被災した子どもたちの健康を守ろうと考えてのことでもあります。
今、ベラルーシやウクライナの被曝した子どもたちや、更にその子どもたちから生まれた子どもたちの健康被害は広がり、健康な子どもは20%しかいないと言われています。
福島とその周辺の被災地も、30年後はそうなることが予想され、それをデータとして残すことと、少しでもそういう状況を私(すなわちルネ・デュボス)の理論である病原環境論(適応説)で改善していきたいと思い、いわき市にある市民放射能測定室「たらちね」に健診センター兼診療所を立ち上げました。
それには、たらちねの監事の木村肇二郎医師(私と共に41青医連慶応支部で戦った親友)、北海道で頑張っていた西尾正道医師とその仲間たちの医師、私の後輩で優れた児童精神科医の渡辺久子医師、献身的に協力してくれた藤田操医師(所長になりました)、島根から応援して下さる野宗医師とその協力医師たち、さらにそれを支えてくれているたらちねのスタッフの女性たち(その中心は鈴木薫さん)、その人たちの協力と支援がなければできませんでした。これから、協力してくれる医師たちを増やして行きます。
また大人の検診や診療もして行きます。将来は仮設住宅にいる人たちの検診や診療へと広げていきたいと思います。
今年の6月から始ったばかりですが、これからは福島県にある唯一の被災者特に子どもたちのための健診センターであり、診療所も兼ねています。料金は、日本全国からの個人、企業、団体からの募金と海外からの募金で成り立ち、原則的に子どもは無料ですが、自己負担での検診もしています。そのためいつまで財政的に続くか心配ですが、きっとこころある方たちが支援し続けてくれることを信じて開設しました。
従来からの甲状腺検診は、土日の出張検診で続けていきますが、平日はたらちねクリニックで行なっています。
私は、第二と第四の木曜日一日診療と相談、講演に行きます。小児科と心療内科を担当します。子どものアレルギー疾患は治すことができます。環境を変えることで治ります。子どもたちに制限をせずに、のびのびと暮らせることが第一で、その為の保養もあります。経済的に困っている方は、別途ご相談下さい。
ご存知かもしれませんが、東日本に降下したセシウムの大部分が不溶性であるということが、ここ数年注目されております。いわゆる「セシウムボール」と呼称されるもので、呼吸や食品で体内に摂取されたセシウムが、不溶性のため体外へ排出されにくく、長期間臓器や骨にとどまることが懸念されております。この場合、ICRPのリスク評価はさらに信憑性の薄いものとなるのではないかと心配しております。
被災された人皆が、それぞれに納得できる人生を生きられるよう、先生の益々のご活動を陰ながら応援しております。