季は春、季節は初春、24節季は雨水、
六候=草木萌動(そう もく めばえいずる) 草木が芽を吹き始めるころです
新暦3月1日~3月5日の5日間
風物詩
「花」 菜花 : 名前の由来は食べられる(菜)花、という意味からです。多くはアブラナ、セイヨウアブラナで、この時期の黄色の花を付けた菜花が野に咲き乱れるさまは圧巻です。二月から三月にだけ出荷される旬の野菜です。
「山菜」 わらび・ぜんまい : 二月下旬から三月にかけて降る雨を「木の芽起こし」といいます。この雨に誘われて、山菜があちこちで芽を出します。その代表格がわらびとぜんまいです。わらびは芽の先端を食します、山菜の中でもアクが強いため、アク抜きをしてからお浸しや漬物、味噌汁の具にします。ぜんまいは若い葉は佃煮、お浸し、胡麻和え、煮物にして食べます。
「食」 木の芽和え : 木の芽を「きのめ」と読むと、とくに山椒の新芽をさします。「木の芽和え」は、木の芽をすりつぶして白味噌と混ぜ、和えものにした料理。ほかにも「木の芽味噌」 「木の芽漬け」 「木の芽田楽」 ・・・ 。どれも早春の味わいです。
「鳥」 雲雀 : 一年中日本にいる鳥ですが、、春になると「ピーチクパーチク」と盛んにさえずります。雀より少し大きいだけなのにその声のにぎやかなこと。「雲雀」と書くのは雲間から鳴き声が聞こえるところから。「楽天」も雲雀の異名です。大空へ垂直に上昇しながら、空中で停止しながら、さえずり続ける雲雀。たしかに歌うのが楽しくてしかたがないようです。
「行事」 雛祭り : 本来は、上巳(じょうし)の節句といい、曲水の宴を催し、桃の花を浸したお酒を飲む行事でした、。それと、人形に穢れを移して川や海に流す風習が合わさったものが雛祭りだといいます。雛人形を飾るようになったのも、女の子のお祝いとして定着したのも、江戸時代になってからだそうです。
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