KAZUの雑記帳

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日本の暦 七十二候ノ十候

2014年03月21日 13時58分48秒 | 日本の暦

季は春、 季節は仲春、 24節季は春分、  春分となりました

十候=雀始巣 (すずめはじめてすくう)   すずめが巣をかまえ始める

新暦3月21日~3月25日の5日間 

季節の風物詩

「鳥」 雀(すずめ) : 世界中に分布しているにもかかわらず、人間の住む集落にすみ、人間がいなくなると雀もいなくなります。雑食性で何でも食べますが、田んぼで実ったお米が好物なのは迷惑の限り、この時期巣作りのために稲をくわえて飛んでいる姿が見られます。人間のそばにいないと暮らせない鳥ですが、近年雀の姿を見ることが少なくなったという話です。

「花」  辛夷(こぶし) : 葉の出ないうちに、白い花を枝先にたくさんつける辛夷の花。ツボミ、あるいは実が握りこぶしに似ているのでこの名が付いたと言われている。白木蓮とそっくりですが、すこし小ぶりで、花の下に小さな葉っぱをつけている方が辛夷です。地方によっては、この花が、田打ち作業を始める目安とされました。

「山菜」 蕨(わらび) : 春の代表的な山菜としておなじみですね。「童手振(わらべてふり)」が変化したという語源説もあるように、先がくるりと巻いていて赤ちゃんの握りこぶしのようです。若芽は「早蕨」と呼ばれ、古くから食用とされてきました。根からとれる澱粉で「蕨餅」を作ります。

「景色」 彼岸潮(ひがんしお) : 春と秋の彼岸のころ、一年で一番干満の差が大きくなります。潮の流れも最も早くなるので、うず潮見物には最適のシーズンです。普通、単に「彼岸潮」というと、春の季語。大きく潮の引いた浜で、潮干狩りを楽しむ季節でもあります。

「言葉」 山笑う : 春の山の明るい様子を表した。俳句で使われる春の季語です。同じように、秋の山は「山装う」、冬の山は「山眠る」といいます。なかでも春の「山笑う」は見事な表現力です。春になりいっせいに芽吹いた木々が山を覆い、緑の力強さを得たさまが、「山笑う」。原典は中国北宋の画家、郭熙(かくき)の四時山とよばれる詩よりきているようです。

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