KAZUの雑記帳

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日本の暦 七十二候ノ32候

2014年07月12日 11時12分17秒 | 日本の暦

台風8号の被害を受けた方 お見舞い申し上げます

季は夏、 季節は晩夏、 24節季は小暑  

32候=蓮始開 (はすはじめてさく)  蓮の花が咲き始めます 

新暦7月12日~7月17日の6日間 

風物詩

「花」 蓮の花 : 鮮やかなピンクや白色の花を咲かせる蓮。地下茎から茎を伸ばして水面で葉を出します。この蓮の根がレンコンとして食べられますが、それ以外に、葉は包んだり盛ったりするのに使い、茎からは糸も採り、若い実も食べられてそうです。また、ほとんどすべての部分が薬用となるとか。こんなに実用的なのに、花も蕾も、清らかな美しさをたたえています。それらが泥の中から出てくるとは ・・・ 。「泥より出でて泥に染まらず」。葉にたまった水玉まできらきらと輝いています。

     ダリア : 江戸時代の終わりごろ、日本に渡来しました。そのころの和名は「天竺牡丹(てんじくぼたん)」。百花の王・牡丹に匹敵するほどの美しさだと思われたのでしょう。様々な品種がありますが、夏を象徴する真っ赤なダリアが印象的です。

     百日紅(さるすべり) : 木肌を見ると、つるつるとしていて木登りの得意な猿も滑ってしまいそう。そこで「さるすべり」という名がつきました。「百日紅」は漢名。紅色の花が、百日近くも咲き続けるからだといいます。その百日は一番暑さの厳しい七月から九月ごろ、なのに、暑さなど苦にもしない様子で涼しげに咲いています。

「風物」 蝉しぐれ : みんみん蝉、油蝉、そして熊蝉。蝉の声が聞こえてくると、いよいよ夏本番という感じがします。時雨は晩秋から初冬にかけて降る通り雨です。風情のある雨として、情景だけではなく、その音、も愛されてきました。蝉時雨は蝉の声を時雨にたとえたもの。夏の大合唱を、時雨を思い浮かべながら聞いた昔の人の風流心はさすがです。  

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