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ウィンタースポーツは自分では全くしないのに、また高所恐怖症(acrophobia アクロフォビア)にもかかわらず、なぜか昔からスキージャンプ競技を観るのが大変好きである。理由は多分、十秒以内の短時間にすぐ「選手の能力の結果」がわかる競技であり、また「空高く長く飛ぶ」という人間の野望をかなえているからである。また、選手のスキーボード&スキーウエアなどの「カッコウ良さ」のあこがれからきていることもある。冬季オリンピックやノルディック世界選手権など世界で大活躍している日本人選手のほとんどがジャンプ選手であることもその理由だ。
ジャンプ競技例外は、
❆ 猪谷千春(いがや・ちはる 1931~ )日本人初の冬季オリンピックメダリスト(1956年・銀)で
2021年現在、日本人唯一のアルペンスキーメダリスト
❆ 荻原健司(おぎわら・けんじ 1969~ )ノルディック複合選手(Nordic combined - スキージャンプとクロスカントリー
スキーの2つの組み合わせ競技)でワールドカップ総合優勝3回、優勝19回で「キング・オブ・スキー King of Ski 」と呼ばれた
❆ 渡部暁斗(わたべ・あきと 1988~ ) 【現役】ノルディック複合選手でワールドカップ優勝19回
が有名で、自分もファンの一人だ。
好きなジャンプ選手は、
❆ 笠谷幸生(かさや・ゆきお 1943~ )1972 札幌オリンピック 70m級で金
❆ 葛西紀明(かさい・のりあき 1972~ )【現役】ワールドカップ優勝17回、表彰台63回
❆ 舟木和喜(ふなき・かずよし 1975~ )ワールドカップ優勝15回、表彰台38回
❆ 小林陵侑(こばやし・りょうゆう 1996~ )【現役】ワールドカップ総合優勝1回、優勝16回、表彰台29回
である。
先日のオーストリアで行われたワールドカップで、高梨沙羅選手が2日連続で優勝し優勝記録を59に伸ばした。(ちなみに男子の最多勝記録は、オーストリアのグレゴア・シュリーレンツァウアー Gregor Schlierenzauer 選手の53回。)
FISスキージャンプ・女子ワールドカップ(FIS = the Federation Internationale de Ski 国際スキー連盟 / FIS Ski Jumping Women World Cup) は2011/12年から始まり、初代総合優勝に米国のサラ・ヘンドリクソン(Sarah Hendrickson) に輝いた。若年・新鋭(young and up-and-coming) の日本の高梨沙羅(Sara Takanashi) も総合3位に入った。翌年、今度は高梨選手が総合優勝で、ヘンドリクソン選手は2位だった。当時、偶然にも名前が一緒の日米2人の『サラ』が話題になり、競技・表彰式のもようが毎日、頻繁にニュースになった。この2人の接戦は当分の間続き、女子スキージャンプがより一層面白くなるだろうと思っていた。が、残念なことに3年目にヘンドリクソンが怪我をし、復帰後も目立った成績も残せず全く存在感がなくなってしまった。「米国応援者」としては非常に寂しい。なぜならスキージャンプの優秀な選手たちは、ほとんどがノルウェー、オーストリア、ドイツ、スロベニア、フィンランド、ポーランドなど欧州国で占められており、全世界で米国と日本が「部外者」だからだ。
❆ 高梨沙羅(たかなし・さら 1996~ )ワールドカップ総合優勝4回、優勝59回、表彰台104回
❆ サラ・ヘンドリクソン(Sarah Hendrickson 1994~ )ワールドカップ総合優勝1回、優勝13回、表彰台25回
高梨選手の並々ならぬ練習と努力によりーー近年に紆余曲折があって苦労したもののーーこれまでの上記の記録と、10年連続優勝という前人未到(unprecedented) の快挙を続けている。日本人で世界で「長年」にわたり第一線で活躍している(していた)スポーツ選手は歴史上でも数えるしかいない。大変素晴らしいことであり、表彰台での「サラ・タカナシ!」の優勝コールをこれからも何度も期待する‼ ■YS
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