女子ワールドカップ決勝戦での米国チーム (U.S. national team) は今回非常に強かった。そして点の取り合いで大変面白かった。米国ならびに日本代表チームの素晴らしい試合にありがとうと言いたい。
『なでしこJapan』や米国の女子サッカーについて全く無知なので調べてみると色々と興味深いことがわかった。現在、米国には全米女子サッカーリーグ(National Women's Soccer League / NWSL) というのがあって、9つのプロチームがある。
「ボストン・ブレーカーズ」 "Boston Breakers" in Boston, Massachusetts(マサチューセッツ州ボストン市)
「シカゴ・レッドスターズ」 "Chicago Red Stars" in Lisle, Illinois(イリノイ州リール市)
「FCカンサスシティ」 "FC Kansas City" in Kansas City, Missouri(ミズリー州カンサスシティ市)
「ワシントン・スピリット」 "Washington Spirit" in Boyds, Maryland(メリーランド州ボイズ市)
「ポートランド・ソーンズFC」 "Portland Thorns FC" in Portland, Oregon(オレゴン州ポートランド市)
「シアトル・レインズFC」 "Seattle Reigns FC" in Seattle, Washington(ワシントン州シアトル市)
「スカイブルーFC」 "Sky Blue FC" in Piscataway, New Jersey(ニュージャージー州ピスキャタウエイ市)
「ウエスターン・ニューヨーク・フラシュ "Western New York Flash" in Rochester, New York(ニューヨーク州ロチェスター市)
「ヒューストン・ダッシュ」 "Houston Dash" in Houston, Texas(テキサス州ヒューストン市)
過去2度ほど、女子サッカー協会は挫折をし経営難の道を歩んでいる。現在のリーグも最近できたばかりで、チーム自信も比較的新しく2007年から2013年までに組織されたものばかりである。選手の年収は6,000~30,000ドル(1ドル120円として換算すると72万~360万円)と日本同様、かなり低い。(勿論、ナショナルチームのメンバーに選ばれれば助成金が特別に支給されるが...。)
一方、日本女子サッカーリーグは1989年に設立され、現在1部リーグに10チーム、2部リーグに10チーム、3部リーグに12チームと、トータル32チーム(1部・2部は『なでしこ League』、3部は『チャレンジ League』と呼ばれている)が所属しているが、アメリカと違ってプロ集団ではない。まあ、プロ、ノンプロにかかわらずプレーを向上させるためにも、また良い選手を育成するためにも、日米ともに「普通の日常生活がおくれる最低限の年収が確保できるようなスポーツ」にすべきではないか。「ハングリー精神がないと頑張らない、向上心が湧かない」というのは昔は正しかったかもしれが、今はより多くの「成功者」・スターを生み出すためにもある程度安定した収入が必要不可欠だと考えるので、組織チーム、協力・協賛団体、地方自治体、地域住民、サポーターなどが一体となって、より一層の優秀なアイデアをもって経営向上に立ち向かってほしい。下の一サッカーファンとして願う。□YS
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