久々の平安寿子の作品。
彼女の作品は「ほっとする」ので、なんというかゆったりしたいときには一番ではないか、なんて思っている。
この本は6本の短編が集まっている。
「長い目で見て」
「ブルーブラックな彼女」
「滅亡に向かって」
「浮いてる女」
「ぬるい男」
「えれくとり子」
である。
このうち「長い目で見て」「浮いてる女」「えれくとり子」は主人公が女の人。
そして、「ブルーブラックな彼女」「滅亡に向かって」「ぬるい男」の主人公は男である。
いずれの主人公も、カッコいいわけではない。
とりわけ男は「情けない」感じである。
情けないのだが、変にこだわりを持っている。
そのこだわりに触れると強くなる、というか譲らない。
そして女たちは「強い」
ブイブイ、ドンドンと強いわけではないのだが、殻を突き破らさせない強さである。
だから、これらの小説の面白さは、主人公の外面と内面の葛藤にある。
といっても「葛藤」という言葉から感じられる「暗さ」というものはない。
『これだけは譲れない』ということをどう表現しようか、と悩むのだが、『まあいいや』的気分で行くのだ。
しかし、やっぱり譲れないものは譲れないわけで・・・
このあたりの葛藤が面白い。
そして、そういうところが読む側には「ほっとする」わけなのだ。
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「ブルーブラックな彼女」
「滅亡に向かって」
「浮いてる女」
「ぬるい男」
「えれくとり子」
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そして、「ブルーブラックな彼女」「滅亡に向かって」「ぬるい男」の主人公は男である。
いずれの主人公も、カッコいいわけではない。
とりわけ男は「情けない」感じである。
情けないのだが、変にこだわりを持っている。
そのこだわりに触れると強くなる、というか譲らない。
そして女たちは「強い」
ブイブイ、ドンドンと強いわけではないのだが、殻を突き破らさせない強さである。
だから、これらの小説の面白さは、主人公の外面と内面の葛藤にある。
といっても「葛藤」という言葉から感じられる「暗さ」というものはない。
『これだけは譲れない』ということをどう表現しようか、と悩むのだが、『まあいいや』的気分で行くのだ。
しかし、やっぱり譲れないものは譲れないわけで・・・
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