今日は朝から雨の一日でした。
午後になってから、雨脚が強まりましたね。
当然ですが湿度も高く、飼育現場の空調には気を使う一日でした。
一台の除湿機を注文中ですが、最安値店で購入のため、納期に時間が掛かっています。
今日は午後になってからホームセンターに行ける時間が有ったので、安価な扇風機を二台調達しました。
(震災の影響(節電)で、扇風機も一家族二台までとなっていて、、、、、、もうすぐ無くなりそうでした。)
野外で活動するWan達を収納する犬舎は、終日「エアコン=冷房」と「除湿機」と「石油ファンヒーター=暖房」「扇風機」をかけ
ておきます。
外で遊んでびっしょり濡れて来るWan達を、イチイチまめに拭いてばかりいられませんから、犬舎内の空調で乾かしてしまおう
と言う、かなり強引な方法をとっているわけなのですが、結果は正解です。
何はともあれ、梅雨の時期は犬達から目を離す事の出来ない厄介な時期である事に間違いありません。
※濡れたWanの身体、特に足先(指間~肉球)や外耳の点検は怠れませんね、、、、。此処がこの時期の万病の元の様なもの
ですから、、、。
ハル君のリハビリ
手術後一ヶ月はあっと言う間に過ぎました。
手術のダメージは相当に有り、ハル君に精気が戻ったように見えたのは術後15~16日経った頃からだったでしょうか。
気合の入ったリハビリも、その頃から徐々に始めました。
術後は先ず回復に気を配り、観察を怠らない様に、、どんな変化(身体や行動)も書き止め、先生に話すように心掛けました。
ブラブラの骨と皮ばかりの脚が、ピクピクと時々反応するようになったのは先週の土曜日からです。
丁度、手術後一カ月を経過した時にあたりますね。
便をしたい素振りが、何となく判るようになったのも丁度その頃からです。
目に力が、、、、
現在まで行ってきたリハビリは、主に指圧とマッサージです。
脚を動かす役目をする神経経路と、背中から腰にかけての所謂「ツボ」を探し出し、時間をかけて辛抱強く手をかけます。
情け無用の指圧
ポイントを指圧する力の加減は相当に強いと言って良いでしょう。
時によっては(場所によっては)、5分も持たずに握力の限界が来るくらいの力の入れ加減です。
半袖を着ていないと、30分もすれば大汗をかきます。(汗っかきなせいもありますが、、、、)
痛いんですよ、
関節や腱のリハビリと違って、壊す心配が余り無いので思う存分に力がいれられます。
しかし、犬は我慢強いものです。
人間ならば、すぐに痛がって音を上げるものですが、、、、そう言う軟弱さが微塵も感じられないのは、流石(動物)です。
耐え続けてくれれば、、、多分、、明るい見通しがたつ様になるかもしれません。
恨みが有るわけではありませんが、
ハル君は、性格的には「極めて頑固者」の部類に入ります。
安易に迎合しない性格、その辺に居る犬のように誰でも構わず尾を振るようなところがないのです、、。
こう云う姿勢がとれるように、、
良くもあれば悪くもとれる性格なんですね、、、。
この性格が、今回のリハビリには大きな障害となっています。
気持ち良さそうですね~
ハル君の表情が大きく変わって来たのは,手術をしてから3週間が経った頃でしょうか?
執刀したM先生が、「ハル君、表情が穏やかになって来ましたね」と仰ったのは先週末のことです。
先生にも判るくらい、表情が(穏やかに)変わってきたのですね。
嫌なリハビリを、受け入れようという気持ちに変わってきたものと思われます。
手術後初めて爪を切ってみました。
二ミリほど切ると出血点に至ります。
一ヶ月で、二ミリ伸びた勘定になりますね。
手術の時に剃った、背中の毛は未だ(殆ど)生えて来ていません。
そう言う(現実)回復状態であると言うことなのです、、、。
リハビリは、阿吽の呼吸です、
曲げたり伸ばしたり出来ず、ブラブラだった脚、冷たく血の通わなかった脚、骨と皮だけになっていた脚。
何とか曲げられる様になりました。
強制的にとらせる姿勢、毎日のことで辛かったでしょうが、、我慢した甲斐が有ったと(ハル君自身)判ってきたようです、、。
血が通うようになれば筋肉も徐々に復活し、筋肉が一定量に増えれば脚を動かす助けになる筈です。
温かみの増した脚に、感慨深そうなK子さんでした。
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