錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

月と国際宇宙ステーション

2015年02月24日 | 風景
昨日は黄砂が飛来し決して良い条件とは言えなかったのですが、午後7時37分に国際宇宙ステーション(ISS)が北西の低い空から現れて天頂付近を通過して行きました。
そして、その国際宇宙ステーションは西の空で輝いていた月の横を通過したものの、空高く昇るに従い、これまで照らされていた太陽光から外れて緩やかに闇の中へと消えていった。
で、これは余談ですが…
何故、この国際宇宙ステーションなど人工衛星が点ではなく線として写るのか?と良く質問されます。
撮影知識のない人には少し難しい話になると思いますが、辺りが暗くなった中で星や風景を撮影しようとすると、その時に合った時間だけカメラのシャッターを開けたままにしなくてはならないのです。
そこへ、こののような国際宇宙ステーションや飛行機、或は流星などがアングルの中へ飛び込むとシャッターが開いている時間だけ発光体が移動するので線となって写ってしまうのです。


ちなみに国際宇宙ステーションは時速、約28,000kmという恐ろしいほどの早さで移動していていて、これを秒速に直すと一秒間に約8.000mという超高速移動をしているのです。
では、それを画像で見るとどうなるのか?と言うと…
この上に()にUPした画像が15秒間シャッターを開けたままにして撮影したものですから単純計算で8000(m)×15(秒)で120000m(12km)を移動した国際宇宙ステーションの光跡が、ここに線となって写っているんですぅ。

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