はーい!
先ネタの軟化展翅法の続きだよ~ん。
プリンカップ(ボンカップ)で十分に湿潤できたら軟化液を用意します。
この軟化液は、探せば色んなサイトで売られているので、それらを購入するんだけど、このサイト爺ちゃんは、このブログにも以前UPしたように人様用の消化促進剤である剤新タカヂア錠を使います。

これを画像のように四等分に割り、今回は、その一欠けらを使います。
この1/4の量でジミチョウなら30~40匹は楽に軟化できますよ。

フイルムケースのような容器に剤新タカヂア錠を1/4欠片を入れてゴリゴリと潰します。

粉状になるまで良く潰したら、水を加え暫く放置。
容器の底に不純物が沈殿すると、その上澄みだけを注射器で吸い取ります。

注射器で吸い取った、この液(軟化液)を、そのままチョウの体に針刺しして注入。
この画像で分かるかなぁ?
注射器のポンプを押して体から滲んできたら押すのを止めて、テッシュなどで余分な液(軟化液)を吸い取り、再びプリンカップ(ボンカップ)に戻します。

10分から20分ほど放置すると、あら不思議!生きていた時のようにカチカチだったシジミチョウの羽が動くようになっています。
この時に上手く柔らかくなっていなければ軟化液を追加し、それでも固い時は羽の根本を針て突いて中の筋肉を壊します。

これから先の展翅方法はググると色んなサイトでUPされているので、そちらを参考に・・・
と、言うことでシジミチョウなど小型チョウの軟化方法は終わります。
そして最後に、爺ちゃんから一言・・・
この軟化方法は感に頼るところが多い事と、展翅にしても最少からプロ級に標本を作れる人は一人もいません。
だから、何度も何度も展翅作業を繰り返しながら自分の技術を磨いてくださいね。
頑張れ!次世代の昆虫博士。