世の中に無駄な物は存在するのだろうか?
例えば、4X4
車の選択においては燃費が悪いと知りながら大排気量エンジン。たった一人が運転して移動するのに数百馬力は必要としないだろうし、ノーマルタイヤでいいものを極太タイヤを履かせたりする。無駄が存在しなければ車の世界はただの移動の為の箱でしかないが、省エネの流れと云うのはその方向に向かっているようだ。ただし箱ではなくつぶし方を調整した流線型という形で。
ジープラングラー ルビコン
ジープラングラー系は最初っからこのスタイルをメーカーが非公式に示唆している。市場に売られている新車のラングレーの正体は95%の完成品ですよ、後は自分で(特に)足周りを組んで下さいね、そうする楽しみも一緒に売っているんですよ...。それがラングラーの魅力でもある。
シェビーのピックアップ、リフトアップにマッドタレーンタイヤ。最初からこのスタイルを考慮して人々はピックアップを選択する。オフロードを駆ける実用よりも普段の足として好まれるスタイルでもある。大排気量に高い視線、そして大きなフロントボンネットには馬車を引く馬を感じる楽しみもある。重い車体だがパワーが大きい事もあり運転は軽く感じる。
そして、ここれらの車の為に存在しているのが4x4、四駆の専門店。
OK 4WD、ニュージャージー州のペンシルバニアに近い田舎に店を構えている。
ニューヨークから、ここに来るのに高速を飛ばして一時間半、やや遠いが本当に好きな人は来る距離かな。
この店に来て驚くのは、以外と従業員が多い事。田舎の雇用への貢献?
以外とオーストラリア製の製品が多い、おそらく僕の関心がランドクルーザーにあったからかも知れないけど...。
鉄バンパーの数々、中にはクレーンを使わないと持ち上がらないようなものまである。(笑)
ラングラーに人気だという、ミッキートンプソン
犬ション台?足回りのテスト用の台ですがこれも売り物。
観てください、駐車場の車ではなくその背後の景色です。
周りは山と畑です。
都会を走るオフローダーにとってカントリー(田舎)を訪れる理由になる意味もある。所謂オフロードの専門店というのは都心や郊外の住宅街よりも思い切った田舎の方がいいのかも知れない。(以前にも書いたな...)
近年の四駆に比べるとロクマルはノスタルジックでしかない...。
ロクマルは大きくてアメリカ的?と言う声もあるが、
やはりロクマルは日本的(和風)だと、ここに来ると感じる。
ロクマルからはアメリカンな臭いはしないけど、国境を越えた大陸的な臭いはする。