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" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

七面鳥を焼くというセレモニー

2011年11月25日 | OVERLAND CAFE

 先月の終わりに(10月31日の日記)我家の前の道を歩いていた七面鳥(ワイルドターキー)の家族を別の街で目撃。かなりの行動範囲だな、再び出会うとは...何か意味があるのだろうか?

 11月24日はサンクスギビングスデイ(感謝祭)、ここアメリカでは多くの家庭で親族や友達を招いてターキー(七面鳥)の丸焼きを食べる習慣がある。

 

  そこそこ太ったターキーを手に入れました。

さーて、これから料理に取り掛かります。

 ところで、

...なんと、ぬあんと、このターキーは、

タダ、

...

えっー、まさか、あの街を彷徨うワイルドターキー?

そう!

...

 

では、ありません。(笑)

近くのスーパーである程度買い物をし続けてポイントが溜まり、プレゼントされた商品でした。

 

価格にして20ドルちょい、円に換算すると1500円です。

意外と安く提供されています。

 

結構、グログロ、ゲロゲロ、キモイ。

しかし、それだからいいんです...

イキモンだという感覚があってね。

 

この首を刎ねられたターキーを袋から出すと...感謝際の意味が分かる。

 私達が毎日食している肉、この肉を喰らう時にいちいち動物を殺してその肉を喰らっているという感覚は無だ。ところがこうやって手足のあるずっしりとした肉魂に触れる時に、ああ生き物を殺して食べているのだなという実感が持てる。

ターキーを焼くという行為は即ち感謝祭の儀式(セレモニー)であると感じている。

 死の犠牲(サクリファイス)が生命を生かす、この事をせめて一年に一回は強く意識しろよ。という意図がこの伝統料理にはあるな。

 ...

 さて、ターキーに塩、胡椒、そしてバターをワインで溶かして塗り込みオーブンへ。

 

キツネ色に変わってきます。

途中何度も流れ出てくる肉汁をスプーンですくって肉にかけます。この作業が肉を柔らかく美味しく焼く秘訣です。

...

実は毎年ターキーの丸焼きに挑戦しています。

初期の頃はトラデッショナルなレシピに従って料理していましたが...満足する味ではなかった。

ある時から、本を捨てて、おやじオリジナルで焼き始めました。ワインやニンニクを使用するBBQです。

自分自身が旨いと感じる焼き方です。

アメリカの人のご婦人方から見ると...Oh- No! でしょうな。(笑)

 

3時間経ちました、ほぼ出来上がりです。

男の料理と女の料理の違いは何?

 我が家の例ですが...家のかーちゃんはレシピに従って忠実に作ろうとする。しかし僕は誰かの手によって書かれたレシピはあくまでも参考程度、自分の舌で旨いと思う物を食べたい。それだけだ。大切なのは旨い物を知っているという感覚だけだと思う。

 

夏にニューメキシコで手に入れたワインのコルクをひねって...。

これが世界で一番旨いと言われている七面鳥の料理なのだ。

^^;

このおやじが言うのだから間違いない(笑) ...はず。

 

いただきます。

美味しく食べる事の再認識、

命の伝達、

...

こうして一連の儀式(セレモニー)は終了するのであった。

HAPPY THANKSGIVING DAY!!!

 

コメント
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