前世に影響され、現在いろんな弊害が出ている方もおられます。
彼女はその一人でした。
「赤い色が嫌いなのです。なぜか判りませんが。友人が赤いバッグを持っているだけで嫌な気分になる自分が嫌なのです」と言いました。
ヒプノに入りました。
男の子が現れました。そして彼女が前に進むのをとめました。
「怖いが気がします。行っては行けない気がします」と言いました。
私は
「それでは今日は辞めて・・・」と言いかけると彼女が
「あ、男の子消えて・・・大人の男性が私に向かって勇気を出しなさい、といっています」と言いました。
きっととめる自分と進む自分を見ているのだと思い、また彼女に聞きました。
すると
「前に進みます」と言いました。
そして彼女は少年であり、家族で出かけることになり、みんなで大きな建物に向かって歩いていきました。
心の中で
「行きたくない」と行っているようです。
しかし、家族に引き連れられ・・・・・
そこにはたくさんの人が居ました。
王様やお后様も、そして家族も来ているようでした。
大歓声の中二人の男性が剣を持って出てきました。
王様が
「どちらか○ぬまでやりとげなさい。それが勇者だ」と言いました。
そして・・大歓声の中、男性が二人戦い始めました。
○が飛び散り、土が赤く染まり・・・
みんながそれに熱狂していました。
おさない彼はその風景に恐ろしさを感じました。
着ているものが赤く染まっているのを見ていると父親が
「あんなふうに強くなるのが男だからな」と言いました。
「僕は・・嫌だ」と声にもできず・・・・
震えながらただうずくまると父親に強制で見せられることになりました。
「強くなんかなりたくない。あんなことをするなんて・・僕は嫌だ」
彼女の目から涙がこぼれていました。
強烈な色とそしてその光景・・・
おさない子供の中にその深い思いがインプットされてしまったのでした。
彼が大きくなり、彼はたくましくなることを拒みました。
そして父親との確執。
家出。
他の国へ行ってそして山の中で静かに暮らします。
年を重ねて老人になった時、年を重ねた女性と出会い、彼女と人生をともにしました。
「あ・・・愛する○○(名前を言いました)。私の永遠の魂・・・・」
先に奥さんを失い、そしてその悲しみゆえ、食事が喉を通らず・・・
自分も数日後息を引き取ったようです。
セッションは続きます。
そして目が覚めたとき、彼女は今世の父親との確執を教えてくれました。
そして父親が男の子が欲しかったことも。
小さいときに丸刈りにされて男の子の格好をさせられたりしたことも。
「どうしても愛せない理由がわかりました。でも男の子を選ばなかった私でしたが、やはり父に愛して欲しかったから・・・今回は女の子で生まれてきてもこの父親を選んだのですね」と言いました。
そして彼女はバツ1で、最近離婚した同じ会社の男性が○○さんのことが気になっていました。
「彼と話すとですね・・・同じ方向を見ている人なんです」
「自然に任せましょう。そのほうがきっと気楽だと思うからね」
「はい」
笑顔で彼女は帰っていきました。
そして次の日。
会社で○○さんに
「昨日家でテレビを見ていたら君に名前を呼ばれたような気がして・・空耳だと思うけど」と言われたそうです。
みんなに年だ、幻聴だと言われたそうですが・・彼女は「ヒプノで彼の名前を呼んだから・・」と思ったそうですよ。
そしてしばらくして・・・・彼女が風邪でダウンして・・数日休みました。
そのときお見舞いで会社から数人来てくれた中に彼も居ました。
他の女性は洗濯物や掃除をしてくれて、彼がおかゆを作ってくれたそうです。
「その後姿がやはり前世を見ているようでした」と彼女。
風邪から復帰して、みんなにご挨拶。もちろん彼にも。
すると・・食事を誘ってくれたそうです。
で、これ以上は書かなくても・・わかりますね?
彼女が久しぶりに私のところに来たときに真っ赤なバラをお礼に持ってきてくれました。
そう、もう大丈夫、真っ赤な愛も受け取れるぐらい幸せなんだもね、と判りました。
今年のクリスマス・・・・たくさんの人が幸せ色に染まれることを祈っています。