「半落ち」という映画、今日放送されていますね
これ・・ふるらんは長野県の小さな映画館で見ました。
ちょうど西国三十三箇所を回っていまして・・・そして善光寺へ行きました。
お数珠を頭につけてもらえるとかっていうのがあって、偉いお坊さんのお数珠で頭を触ってもらったらいいことがあるとか
で、ふるらん、ちょうど偉いお坊さんに会いました。
しかし・・なぜか・・しなかった。
今考えると、守護霊さん嫌だっただろうね~
数珠頭につけてもらって・・なんなんだろう?と思う人だから
善光寺・・・
「牛に引かれて善光寺」と言う言葉があります。
興味のある人はその意味を調べてみてください。
面白いです
善光寺でご挨拶。
当然、指示が来ます。
こっちじゃなくてあっちとか。
そしてその地下は真っ暗でした。
そう、真っ暗の中を歩くんです。
暗闇で人が迷います。
う~さすがに暗い・・・
そして外の明るさに感謝でした
時間があったのでうろうろしていたら小さくて古びた映画館があって・・・
「半落ち」を上映していました。
奥さんがアルツハイマーになって・・刑事さんがその看病をして・・そして奥さんを○してしまいます。
ふるらんは前アルツハイマーの患者さんやそのご家族さんの苦しみを目の当たりにする仕事をしていました。
奥さんの奇声が聞こえるたびに面会のご主人がうつむき・・廊下で泣いていました。
目が真っ赤で・・男の人って・・こういう時も我慢するし・・・
お子さんは2人居ましたが、いずれもお父さんにすべて介護をまかせ・・・
「看護士さん・・俺、あの声を聞くたびに・・辛くて・・○にたいと思うのです」とつぶやく言葉に言葉もなく・・・
愛する人が病気で変貌するんですもの・・・
正直きついです。
たとえアルツハイマーじゃなくても。
痴呆でも。
ふるらん、言葉が無くて・・
ふとポケットの中に飴があるのに気がつきました。
「あの・・これを」と渡すと
「あ・・ありがとう」と受け取ってくれました。
二人でソファーに座りながら飴をなめ・・・
(勤務中ですから飴は禁止ですけど・・・ごめんなさい)
「懐かしいな・・・こんな味」と言いました。
きっと本当はお母さんに抱きついて泣くような・・子どもみたいに泣きたいんだろうな・・と思いました。
でも大人ですから誰にも抱きつけませんものね・・・まして男性だし。
しばらくなめていると、そのご主人が
「一緒にいてくれてありがとうございます。仕事忙しいのに」と言いました。
ふるらんは
「いえいえ、こうやってご家族さんとお話するのもお仕事ですし。それに・・」
「それに?」
「私、本当はご主人に思いっきり泣いてもらって少しでも軽くなってもらえるしか今方法が無くて・・ごめんなさい」と言いました。
そして続けて
「奥さんはご主人が居るときは穏やかになります。だからご主人を愛しているんです。それだけは忘れないでください。どんなに行動がおかしく見えてもあなたのことを愛しているのは確かなんですから」と言いました。
ポロポロと大粒の涙を流して
「ありがとう、ありがとう」と繰り返して泣いていました
(後から聞いた話ですが、この間医師が他の看護士がそばに行かないで、二人にさせて置きなさいととめていたそうです。先生ありがとうございます)
年を重ね、体もやせて・・その線の細さがスタッフから見ているととても辛い。
あの細さで・・これからも奥さんの病状を心配していくのだから・・・
そしてご主人は頭を深く下げて帰られました。
あの姿は・・・本当に辛かったでした
介護は病院に任せましょうね。
それが仕事だから。
そのかわり、ちゃんと面会に行ってください。
みんなみんな家族に会えるのを毎日待っているのですから
映画のラストは本当に泣けます。
今までのお仕事でいろんな患者さんや家族の思いを見てきましたから。
そして男性ならではの辛さも。
でも決して忘れないでください。
病気になって前後左右がわからなくなって、変わった行動をしていてもちゃんと家族の顔がわかるときもあるし、愛する人の雰囲気だけはみんな心に残っています。
映画を見て・・泣いてください
そして今健康で愛されていることに気がついてください。
何が幸せなのかを知ってください。
これ・・ふるらんは長野県の小さな映画館で見ました。
ちょうど西国三十三箇所を回っていまして・・・そして善光寺へ行きました。
お数珠を頭につけてもらえるとかっていうのがあって、偉いお坊さんのお数珠で頭を触ってもらったらいいことがあるとか
で、ふるらん、ちょうど偉いお坊さんに会いました。
しかし・・なぜか・・しなかった。
今考えると、守護霊さん嫌だっただろうね~
数珠頭につけてもらって・・なんなんだろう?と思う人だから
善光寺・・・
「牛に引かれて善光寺」と言う言葉があります。
興味のある人はその意味を調べてみてください。
面白いです
善光寺でご挨拶。
当然、指示が来ます。
こっちじゃなくてあっちとか。
そしてその地下は真っ暗でした。
そう、真っ暗の中を歩くんです。
暗闇で人が迷います。
う~さすがに暗い・・・
そして外の明るさに感謝でした
時間があったのでうろうろしていたら小さくて古びた映画館があって・・・
「半落ち」を上映していました。
奥さんがアルツハイマーになって・・刑事さんがその看病をして・・そして奥さんを○してしまいます。
ふるらんは前アルツハイマーの患者さんやそのご家族さんの苦しみを目の当たりにする仕事をしていました。
奥さんの奇声が聞こえるたびに面会のご主人がうつむき・・廊下で泣いていました。
目が真っ赤で・・男の人って・・こういう時も我慢するし・・・
お子さんは2人居ましたが、いずれもお父さんにすべて介護をまかせ・・・
「看護士さん・・俺、あの声を聞くたびに・・辛くて・・○にたいと思うのです」とつぶやく言葉に言葉もなく・・・
愛する人が病気で変貌するんですもの・・・
正直きついです。
たとえアルツハイマーじゃなくても。
痴呆でも。
ふるらん、言葉が無くて・・
ふとポケットの中に飴があるのに気がつきました。
「あの・・これを」と渡すと
「あ・・ありがとう」と受け取ってくれました。
二人でソファーに座りながら飴をなめ・・・
(勤務中ですから飴は禁止ですけど・・・ごめんなさい)
「懐かしいな・・・こんな味」と言いました。
きっと本当はお母さんに抱きついて泣くような・・子どもみたいに泣きたいんだろうな・・と思いました。
でも大人ですから誰にも抱きつけませんものね・・・まして男性だし。
しばらくなめていると、そのご主人が
「一緒にいてくれてありがとうございます。仕事忙しいのに」と言いました。
ふるらんは
「いえいえ、こうやってご家族さんとお話するのもお仕事ですし。それに・・」
「それに?」
「私、本当はご主人に思いっきり泣いてもらって少しでも軽くなってもらえるしか今方法が無くて・・ごめんなさい」と言いました。
そして続けて
「奥さんはご主人が居るときは穏やかになります。だからご主人を愛しているんです。それだけは忘れないでください。どんなに行動がおかしく見えてもあなたのことを愛しているのは確かなんですから」と言いました。
ポロポロと大粒の涙を流して
「ありがとう、ありがとう」と繰り返して泣いていました
(後から聞いた話ですが、この間医師が他の看護士がそばに行かないで、二人にさせて置きなさいととめていたそうです。先生ありがとうございます)
年を重ね、体もやせて・・その線の細さがスタッフから見ているととても辛い。
あの細さで・・これからも奥さんの病状を心配していくのだから・・・
そしてご主人は頭を深く下げて帰られました。
あの姿は・・・本当に辛かったでした
介護は病院に任せましょうね。
それが仕事だから。
そのかわり、ちゃんと面会に行ってください。
みんなみんな家族に会えるのを毎日待っているのですから
映画のラストは本当に泣けます。
今までのお仕事でいろんな患者さんや家族の思いを見てきましたから。
そして男性ならではの辛さも。
でも決して忘れないでください。
病気になって前後左右がわからなくなって、変わった行動をしていてもちゃんと家族の顔がわかるときもあるし、愛する人の雰囲気だけはみんな心に残っています。
映画を見て・・泣いてください
そして今健康で愛されていることに気がついてください。
何が幸せなのかを知ってください。