前世に興味がある人はたくさんおられます。
何十回も生まれ変わっていますのでたくさんの過去がありますし、すっかり忘れている事もありますし。
自分は覚えていても相手の方がすっかり忘れていることもたくさんあります。
それで
「相手に伝えたいのですが」というご相談もありますが、相手の方にとって忘れたことを言われても・・
言われた方にすると
「何?」という違和感が残りますし、
それと・・そのことによって問題が起きたご相談もあります。
人のこころは千差万別です。
自分の感情と相手の感情が必ずしも一致しないことを覚えておかなければなりません。
愛して欲しい母親に産まれてきているはずですが
愛する事と言うことを子供に向けない親がたくさんいます。
・・というように。
産んだ子供のことを平気で
「この子、もう嫌なのよね」という親もいます。
でも・・きっとその人もその親に愛されたことがないことなので連鎖されていると思います。
自分の好きではない子供を産んだ・・
子供も
親も・・ちゃんと前世ではつながっています。
当然、人と人は・・全員何かでつながっているのです。
「前世で親は私を助けてくれました。その記憶はヒプノの中で見ました。
でもその恩返しのつもりで親のところに生まれてきたのですが、親は私に対して愛情をむけてくれません」
・・でしょうね。
助けたとはいえ、愛があるか、どうか、好きになるか、命をかけるだけの思いがあったのか・・・
本人同士の受け止め方です。
いろいろ話していくと、だいぶ温度差があります。
そしてなにより・・ご両親は子育てよりも、夫婦二人になって自由になりたい、という思いが強い人でした。
でも彼女は自分と弟と・・4人家族として幸せになりたいのです。
でもご両親は違う・・
「その理由はヒプノでは見なかったの?」と聞くと
「そこまでは・・」と言われたので、
「ヒプノの楽しさは記憶を思い出すのもそうだけれど、時空を越えて感情までわかることだし、もっと凄いのは・・」と説明しました。
彼女は説明を受け入れ、見えたこと受け入れることを約束してくれました。
(幸せで・・いいことばかりではないので。○まみれの前世になるお話もあります。歴史が深いですからね)
ご両親は前世でもご夫婦。
とても仲良し。
でも子供が出来てから二人で一緒にいる時間がなくなりました。
「来世は子供はいらないね」の会話をしています。
それだけ二人の世界が強いご夫婦なのです。
価値観が違うのです。
そしてあるとき、子供が川でおぼれていました。
その子は今の彼女。
彼女の実の親は借金が凄くて子供は要らないと言っていた人でした。
「助けてくれた人の家に来世は生まれたい・・・」と思ったのは彼女の方。
助けた方は
「来世はこの子をうちの子に」とは思っていません。
あの世からこの世へ生まれてくるシステム(これを覚えていて生まれてきたお客様がおりました。とても不思議なお話でした。でも彼女は他の人に話すと笑われて・・それでふるらんにお話に来ました)がありますので、その通りのシステムだと思いながら聞いてました。
お互いに望んで・・の場合。
片側の望みの場合・・・
相手の家を・・・と思ってその念が強くて凄い場合・・
人って凄いのです。
できればやはりいい人との縁が大切ですね。
と、相手を知らないのに想いだけ突っ走るのも・・と想う次第です。
彼女はご両親の思いを知りました。
そしてさびしくなる必要もなにもないことを知りました。
だって・・・
前世の縁で知らなかったことを知ったので。
ええ、水でおぼれた後に何があったか知ったのです。
おぼれて、助けてくれた人を知って、今度はここで生まれよう・・で前回のヒプノは終わっているのです。
大切なのは・・その後の彼女の人生です。
・・ということで行けるところを行ってみました。
彼女はちゃんと幸せになっているのです。
家族ができて自分の子供をだっこしています。
「・・それでそのときのご主人の顔、見える?」と聞くと、少しして・・
「あ・・・・もしかしてこの人、会社でたまに食事に誘ってくれる同僚です。年下なので何の気ももっていませんが・・彼なんですね」と言いました。
弟さんは前世で自分の兄です。
その兄は川でおぼれたときに助けてくれた今のご両親に頭を何回も下げています。
「・・だから一緒に生まれてきたんですね」と彼女は泣いていました。
彼女も弟さんも今世ではちゃんと家族を作ります。
そして姉、弟との家族間がとてもいいことも知りました。
「両親とは臍の緒を切ります。二人の世界に戻してあげます」と余裕を持って言えるようになりました。
ちなみに・・今のご両親の・・前世、そのときの子供は今の祖父母です。
不思議でしょう?
ご縁って。
だからね、相手の思いを汲んでね。
自分の思いだけを一方的に進めると、今世でいろんな想いが相手に残り、
相手の人があなたに不快な思いを持ったりすると・・来世、どんなご縁に変換されるか、ということも知ってね。
できるだけ、愛を。
思いやりを。
そして・・相手を尊重するという深い愛を持ってね。