50代前半女性。
職場で移動し、その部署に長年いる4歳年上の女性からじわじわといじめにあうようになりました。
ミスは当然、
そして彼女のミスではないことまで言われるようになりました。
聞けばいじめにあって辞めて行った人たちはパートやアルバイトの人だけ。
生活がある社員はみんな彼女のいじめのターゲットから外れるまで我慢しているそうです。
陰で
「あの人が定年になるまでの我慢だから」という会話が普通でした。
50代、これから転職は厳しいですし、
あえてまた新しいところで、などは慣れるまで大変。
その先輩の性格が変わってくれるわけでもなく、会社が彼女をなんとかしてくれるわけでもなく。
「辞めるのを祈っている自分がいますし、でもそれも罪悪感もありますし・・」
どうしたらいいか、悩むところ。
自身の精神的な負担も限界が来ている様子で、
不眠がち、
いじめられる夢を見る、
緊張して、仕事のミスが続く、
自己嫌悪に陥る、を繰り返すようになりました。
結局、友人たちと相談して、辞めることを決め、占い師さんと相談して、辞めるタイミングを決めました。
ダメ元で〇社面接をして、彼女の豊かな職務経験を高く評価してもらえる会社を見つけ、
「人材の育成を考えていたところですし、働いて頂けると助かります」と話す良い会社に就職できることになりました。
退職を決めてからもいじめは続きましたが、心はすでに次の会社にありましたので、次の仕事に必要なことを学んでおこうという前向きな気持ちになりました。
無事退職。
そして有給を消化しているときに、同じ会社にいた人たちから次々とLINEが入って来ました。
「あの先輩があなたのことを悪く言っている」という内容なのです。
すでに退職したのですからすべて忘れたいのですが、
先輩が行ったことを逐一報告してくる人がいるのです。
それも数人。
「そのLINEが来るたびに気持ちがめいります」と話す彼女に、
「それは・・相手に対する配慮が足りないですよね」と言うと
「ええ、知ったことを伝えようというのもわからないではないですが、聞きたくないことを伝えてくるのは嫌ですね」
「これは辞めた後もあなたにいじめをしているのよね」と私が言うと、
「そう思います。言ったことを誰かが私に伝えると思ってわざと言っているのだと思います。それに引っかかって私に連絡をしてくる人がいるので困ったものです」
ブロックしてしまうと、
「既読されていない」
「やっぱりあの先輩が言っていたような人だったのよね」など、エスカレートしてしまうかもしれない・・・
と彼女は心配になっていました。
チャネリングをしてみました
“人は人、自分は自分”と聞こえてくるのですが・・
それは彼女にとって彼女自身もちろんわかっているはず。
もっと何かがあるはず。
「・・に似ている」と聞こえてきたので、
「誰かに似ているの?」と彼女に尋ねると、
「実は姉に似ているのです」と話してくれました。
お姉さんは自分より妹の彼女の方を両親が可愛がっていると思い、嫉妬深く、
嘘を両親や周りの人に言って妹を陥れたり、
妹を困らせることをしたりしていたそうです。
それは大人になっても続いていて、
両親が亡くなる時も嘘を言い、周りの人たちが彼女から離れて行ったそうです。
「人って嘘の方を信じるのですものね」と言う彼女に、
「残念ながら不安や嘘など強烈な方を信じるようになっていますよね」
「だから今私は孤独ですし、仕事だけが生きがいになっているのです」と寂しさがにじみ出ている表情をしていました。
「あなたの人生の価値に不必要なものから離れる時期なのですね」と話すと
「姉もですか?」と聞かれ、
「離れても大切なものは戻って来ますよ。神様がそうしてくださいます」とお話しました。
嘘や噂を広げる人とは縁切りをしなければなりません。
「無視も大切。大人に必要なことです。ただあなたの心の中にある“正しい愛”はいつまでも純粋であるようにしてくださいね」
「正しい愛・・おばあちゃんもそう言っていました」。
クリスチャンの方だそうです。
十字架をお守りにすることをお勧めしました。
良くないものから身を守ることは必要なので。
何があっても、言われても、正しいことは神様が知っておられます。
それだけでいいのです。
彼女は
「正しく生きます」と言ってすぐに
「自分は自分、人は人と思うようにしていましたが、私には正しく生きるの方がしっくりきます」と笑顔になりました。
退職をして数か月もすると同僚からの連絡もなくなり、
そして現在の会社の雰囲気もわかり、自分の仕事に集中できるようになりました。
彼女からのメールには
「若い人を育てるってこんなに楽しいと知りました。
自分の正しさを貫くのではなく、その人にとっての正しさもあることを実感しています。
私はやっぱり“愛”をもって正しく生きて行きたいと改めて決意します」と書いてありました。
今日美容室であるお話を聞きました。
ある経営者の方が事業を広げていたそうです。
するとある日、まとまった数の社員が辞めていきました。
独立をするためだったそうです。
そしてお客様もごっそり取られてしましました。
お客様から聞いたお話が
「あそこの経営者は・・」という噂になっていたそうです。
テナントの賃貸料、その他かなりの損害になったそうです。
元お客様(という名目)からの中〇、誹〇が評価に書かれる事態。
経営者は悩みましたがすぐに気持ちを立て直し、
「離れて行った人たちと縁が切れてよかった」と言って、事業を整理し、残ったスタッフでまた立て直しをしたそうです。
美容師さんが
「何を大切にしているか信念があれば前に進めますね」と言われた言葉の中に生きて行く上で必要な強さを感じていた私でした。