地下鉄移動

頭の中に…
困っている人の気持ちを聞いて、心を元気にしてあげたい仕事…ではなくて、自分のやりたいことに集中したいわ…
自分の好きなことや楽しむこの時代になったし。
うん、そうよ、そうしよう

と、思って歩き出し、
通路の角を曲って、
エレベーターのボタンを押して、扉が開いて…
え

きゃあぁ〜〜〜

人が、人が倒れている







「大丈夫ですか
」と聞くと少し体を動かしたので、あ、命…の方ではなくて…と思い、扉が閉じないように体で抑えて、周りを見るとあそこに駅員さんがいる。

とっても大きな声で
「駅員さあぁぁぁ〜〜ん
」

と叫ぶ。

駅員さん、気が付かず

もう一度、
「駅員さあぁぁ〜〜ん
」

と言う。
その声に気がついた通行人さんが駅員さんを呼んでくれて、走ってきた。
…中略…
…ということで、
駅員さんは他の駅員さんに連絡を取り、倒れていた人は駅員さんと部屋へ移動しました。
自分がやりたい事…と思ってからわずか20歩も歩いていない

神様か、仏様に完全に聞かれたわ…と落ち込みました

そして…午後からまた移動して…
10段もない階段を登っていました。
登り終わってすぐあと、
後ろから悲鳴に近い声が聞こえかかってきたので振り向くと…
階段から斜めに落ちかかっている人が

思わず手を伸ばしてその人の服を捕まえようと思いましたが届かず、
その人は数歩踏み外して下に行きましたがなんとか足で着地しました。
おお〜
良かった

30代ぐらいの男性。
「足、大丈夫ですか?」と恐る恐る聞くと
「僕自身、びっくりしました
」と顔色を変えて言いました。

どうやら無事。
荷物を両手に持って急いでいたので踏み外したと。
お〜危ない

事故の時って不思議にスローモーションで見えるのですよね。
でも私も歳だから反応が遅い…
捕まえられなかった…

自分の天職を辞めようなんて思った瞬間から現象が起きた今日。
神様、仏様。
申し訳ございませんでした






























