昨日を そして今日をありがとう

Demain il fera jour.
遠回りして歩きましょう 
素敵な景色に遇えるかも・・・

病は気からか 現実か・・・

2012-09-28 | 小さな旅の思い出
【代山温泉・せせらぎの四季にて】



敬老の日に、何もしてあげれなかったので

先日の連休の一日に、母を温泉に連れて行ってきました。

最近、めっきり足が弱り

夕方になると、足がだるいと言います。

そこで、今回は少し遠出をして

開田高原の手前にあり、神経痛や関節痛に効くと謂われる

 『含二酸化炭素−ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉』です。

詳細はこちら気軽に楽しめる本格天然温泉



木の香りが漂う真新しい建物に入ると、大きなガラス窓から竹と少し色づいた楓が出迎えてくれました。

空気に触れると茶色になるお湯は、舐めると鉄分の味がします。

ちょっとぬるめの源泉かけ流し♪

ゆ~っくりと浸かってきました。

この温泉、温泉の成分がさらに濃くなっていることがわかったのだそうです。



表に出ると、こんな灯油の自販機のようなものがあり

5分間100円で温泉のお湯が買えるようになっていました。

でも、どれだけの量かは書いて無くて

100円で浴槽いっぱいになるかしら? 無理よね・・・

ドラム缶にいっぱい買って、五右衛門風呂のようにして焚いてみる?

なんて冗談を言いながら、温泉を後にしました。



秋の日は釣瓶落とし

あっという間に真っ暗になっていました。

地元の野沢菜が買いたくて、車を走らせ駅前にでました。



御嶽山への登山客で賑わう駅も夜はひっそりとしていました。

野沢菜を買い求め、そろそろ帰ろうか振り返ると

「おやき あります」の文字が!

その言葉に誘われ お店に入りました。

 

和風と洋風が不思議な組み合わせを見せているお店でした。

山小屋ふうでもあり、喫茶店のようでもあり、骨董屋さんのようでもあり・・・

メニューも様々・・・「五平餅とコーヒーセット」なんてのもありました。

「おやき あります?」と聞くと

「野沢菜だけど・・・これから蒸すから少し待てる?」と言われました。

そこで、妹と椅子に腰かけ待つことにしました。

きょろきょろとお店の中を眺めていると

金色の風鈴のような形の鈴が入ったショーケースの横に

こんな張り紙がありました。



清め香  ほうかん  ゆだすき

お店の奥さんに聞いてみると、御嶽山に登る道者さんの鉢巻きや衣装なのだとか

そういえば、修行のために鈴をつけた六角の杖を持ち

白い衣装の道者さんを見たことがあります。御岳信仰についてはこちら→ 御嶽山

私より少し年上かなと思われる、とても美人な奥さんと話が盛り上がっているうちに

あっという間に、熱々のおやきが蒸しあがりました。



ふと立ち寄ったお店で世間話に花が咲き

ちょっとした旅気分を味わえた一日になりました。


 



ところで翌日、朝食を食べながら

「なんだか 足がすごく軽いんだけど 温泉のお蔭やろうか・・・」

と母が言いました。

昨年、足を骨折し未だ本調子でない妹は

「そんなに簡単に効く訳ないじゃん。気のせいじゃない?

 おばあちゃんは、信じやすいタイプで羨ましい~」


なんて笑っていました。

それなのに、そのまた翌日、妹から電話があり・・・・

「お姉ちゃん!今日階段を上ったら
足が痛くないんだって!!!温泉効果かな?」


ですって!!(笑)

母はすっかりこのお湯が気にいってしまい

近いうちにまた行きたいと何度も言うようになりました。

さて、また来月辺りに出掛けることになりそうです。